1位「コンピテンシー」 competency
使用例) 上場企業の20%程度がコンピテンシーの採用を導入している
2位「インスタレーション」 installation
使用例) 時間や記憶まで鑑賞者に意識させるインスタレーションを発表した
3位「インキュベーション」 incubation
使用例) 大学の研究機関としてのインキュベーションの拠点を作る方針だ
4位「コモディティー」 commodity
使用例) 主力製品のコモディティーの危機に瀕している
5位「ダイバーシティー」 diversity
使用例) 企業文化を変えるためにもダイバーシティー推進が叫ばれる
6位「サステイナブル」 sustinable
7位「コンソーシアム」 consortium
8位「オルタナティブ」 alternative
9位「ステークホルダー」 stakeholder
10位「リテラシー」 literacy
これは8日の朝日新聞からの抜粋だが、以下「サーベイランス」、「デジタルデバイド」、「アジェンダ」と続く。
こりゃイライラするわ。
日本語で言え。全部。
皆さんはどれだけわかりました?
ちなみに答えは下の通り。
1位「コンピテンシー」 competency
答え) 「高い実績を持つ人間特有の行動の特徴」のこと。こりゃ日本語になりにくい。「技量」でいいか。
2位「インスタレーション」 installation
答え) 「さまざまな物体、道具を配置してある状況を設定し、その展示空間全体を作品とする手法」らしい(広辞苑)。
なんとなくわかったような気もするが、適当な日本語はないのか?
コンピュータのソフトを本体に入れることをinstallというが、これは「導入する」とか「設置する」という意味。その名詞形だと思うんだけど。
3位「インキュベーション」 incubation
答え) 「起業支援」でいいじゃねーか。
4位「コモディティー」 commodity
答え) 「商品」とか「商品化」と言う日本語があるのだがそれじゃ駄目なのか?
5位「ダイバーシティー」 diversity
答え) これは「多様化」でいいな。お台場かと思った方、お台場はdivercityです。
6位「サステイナブル」 sustinable
答え) 「持続可能な」の意味。しかしIME2010では変換してくれないぞ。
サステイナブル・ディベロップメント(持続可能な発展のこと)なんて言う人もいるからあーほんとイライラする。
7位「コンソーシアム」 consortium
答え) 「複数の企業、団体が共同目的で作る提携組織」。だったら「提携組織」または「提携団体」と言えばいいんじゃないの?
8位「オルタナティブ」 alternative
答え) 「代替の」という意味。「贋作のものに代わる選択肢」と意味で使われることもあるようだ。
ちなみに俺は「オルタネイティブ」と読んでおりました。やばいやばい。
9位「ステークホルダー」 stakeholder
答え) 「企業活動に対して、直接その利害を受ける関係者全員」のこと。「利害関係者」って言え。
10位「リテラシー」 literacy
答え) 「読み書き能力」。
すまん、これは俺も使ってた。特にコンピュータ分野でよく使われる。ITリテラシーと言えば、コンピュータを使いこなす基礎能力のこと。
「サーベイランス」は「調査監視」、「デジタルデバイド」は「コンピュータを使える人と使えない人の格差」、「アジェンダ」は「みんなの党」がやたらと使うが、「議題」という立派な日本語がある。
10年後にどれだけ残っているかな。