４歳の誕生日プレゼント てづくりあいうえおポスター

息子が無事４歳の誕生日を迎えました。
苦労した思い出が後から後からあふれでて、毎度のことながら落涙ものでした。

苦労したからこそ、誕生日プレゼントには、
何かひとつちょっと苦労してでも、ひとつ手作りものをあげたいな、と思っておりました。

誕生日当日には間に合わなかったけれども、１週間遅れてようやく完成しました。

母ちゃんオリジナルあいうえおポスター！


だんだんに、ひらがなを読むことに興味を持ち始めた息子。
そろそろ「あいうえお」とか「かきくけこ」とか書いてあるポスターとかを
部屋に貼って、単語を覚えさせてもいいかな〜とは思っていましたが、

売っているそういうポスターは
「あ」が「あさがお」、「い」が「いえ」、「う」が「うさぎ」という感じで、
なんとなく、う～む、と思っていました。

「さ」は「さくらんぼ」より「さど」とか「ささだんご」とか「さどぎゅう」のほうがいいなあ、

とか思っているうちに、
「せっかくだ。つくっちゃおう！」
となりました。

…というわけで、作成開始。



「あ」は、あんぱんをお友達と一緒に食べています。

文言を考え、イラストを下書きし、ペン入れをして、絵の具で色づけ、という作業は
育児しながらなので、困難を極めましたが、
なかなかどうして、とても楽しくもありました。

息子に隠れて絵を描くのも、なんとなく楽しかった。



「う」は牛飼いをめざす息子（笑）への「がんばれ」の気持ちを込めたイラスト


一番楽しかったのは、イラスト。
仕事ではないので、全部資料なし（笑）。
資料なしでイラスト描くなんて、何年ぶりだろう。
さらさら〜と思いつくままにかけたのが嬉しかったです。



「の」は、「のりまきはかんぴょうときゅうりがおやくそく」。
大好物の海苔巻きににんまりしてくれました。


対して大変だったのは、文言。
息子の日常生活の中でなじみの深い言葉をひねりだすのが難しかった。

「ぬ」とか「へ」、「お」なんかは特に悩みました。
でも絶対に「辞書はひらかない」ことが自分ルール。
息子の日常生活の中にある言葉を紙面におとす作業なんだから、辞書はそぐわない。

不思議なことに、家族のアルバムのほうが役に立ちました。



「さ」は、さどっこと笹だんごをかけたイラスト。
ちょっとだけいばりんぼ。佐渡っこの誇りってイメージで。

できたポスターをトイレに貼って「プレゼントだよ〜」とトイレに誘いこみました。
トイレに駆け込んでいった息子が「なにこれ？」と茫然自失していたのが、
妙に印象的でした。

トイレに行くのをいやがっていた息子が、今はすすんで行くようになってくれたのが、
本当に嬉しいです。




息子のお気に入りは「く」。
お腹がすいたくまさんにどんぐりを届けています。
そして牛がでてくるのもお気に入りのようです。



「け」は「けづやのよいくろげわしゅ」
家族にしかわからないような妙な文言も、手作りの特権ですね。
佐渡牛は黒毛和種で、息子は毎週祖父母と牧場に黒毛和種を見に連れてもらっているので、それを描きました。



「か」かしわもちに入って寝ていたり・・・


干し柿一緒につくってたり・・・


いごねりやいとこんにゃく食べてたり・・・

どうしても食べ物関連が多いです。



こまったさん（絵本キャラ）と一緒にコロッケを食べていたりもします。


妹とたわむれていたりもします。



大好きな畑しごともやっています。



おんどりとお月見もしています。


母ちゃんからのプレゼント。
大きくなって、記憶の隅に少しでも残ってくれたらいいな。


おめでとう、息子。





今思うと、「お」は、おんでこやおこし型のほうがよかったなあ。
とか思いつつ、とにかく大幅に誕生日から遅れなくてよかったよかった。
我が家に遊びに来た方、どうぞトイレに入って見てやってください（笑）