目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

生まれてはじめて作った「いわしのつみれ」

2006年11月10日 | てづくりもの
佐渡でうまれ育ったくせに、いわしのつみれを生まれて初めて作りました。
漁村育ちの父は、しょっちゅう食べていたらしいのですが
内陸育ちの母は、「つみれ」と「すみれ」をしつこく言い間違えるくらいに
なじみがない。
母の料理で育った私は自然とつみれの存在を知らずに育ったのでございます。


トレイに20匹も入って100円のイワシやアジを何度も買ううちに
煮付けにも、焼き物にもそろそろ飽きてきて、別の料理法をためしてみたく
なりました。

①いわしの頭と大きい骨をとって(しっぽはそのままいれちゃいました)
②適当にぶつ切りにし
③すり鉢で形がみえなくなるくらいすり
④黄身をいれてさらにする
⑤ゆだったお湯に団子状にしたものをぽいぽい入れる
⑥ういてきたらできあがり

すり鉢でする手間さえおしまなければ、誰にでもできる。
思っていたより、ずっと楽で手間のかからない料理でした。

よく本なんかを見ると、とにかく面倒そうに作っていますが
そんなことはありません。

日本の料理っていうと、手抜きを許さない雰囲気がありますが、
それは違う。
もとは惣菜料理だもの。
手抜きするところはどんどん抜くことができる料理でもあるんですよ。
魚が新鮮でさえあれば、少しくらい血のりが残っていたって
水がしたたっていたって、平気。
ただ、しっかりと練るところさえ守ればたいがいの練り物はおいしく
仕上がります。


佐渡にIターンした人のお話。
地元の魚屋さんで
「この魚を切り身にしてください」って頼んだら、魚屋さんが目を丸くして
「それくらい教えてやるから自分でやれ」といわれたそうだ。

聞いた当時は少し驚いたけれど、今ならうなずけたりするのです。
こんなに安く買わせてもらっているなら、
包丁でさばくくらいの「供養」は必要かもしれないなあ、と。












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1 コメント

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Unknown (akiko)
2006-11-10 14:03:34
今、いわしのつみれをつくる家庭がどれくらいあるんだろうかね。
わたしもうちの母がつみれをつくるの、見たことがない。
食べないわけではなくて、全部スーパーから。
手作りつみれ、おいしかったですか?
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