目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

「過疎化の歯止め策に宅地の無料貸与を打ち出した山梨県鰍沢町長」 石川洋司さん

2016年05月29日 | とてもえらい人
宅地を無料で貸出します。
20年住めば差し上げます。


そんな条件で鰍沢町(かじかざわまち)が町外からの移住者を募集していることが、
ニュースとして流れた。
直後、首都圏を中心に全国から問合せが殺到した。

「問合せが全然なかったらどうしようかと、実は気をもんでいたんです。
反響の大きさに驚いています」

用意した宅地は一区画360~390平方メートルの計6区画。
小学校、保育園はどちらも徒歩十分以内にあり、
近くにはオープンしたばかりの町営温泉もある。
そばを流れる大柳川ではヤマメ、イワナなど渓流釣りが楽しめ、
山ではクワガタ、カブトムシが採れる。
まさに自然がいっぱい。
それでいて町の中心部まで車で十分程度、甲府市へも約50分という立地条件だ。

ユニークな事業が生まれたきっかけは、町内のある小学校の児童数が、わずか
18人にまで減少したこと。
このままでは廃校の危機が訪れる。

ピンチをチャンスに変える逆転の発想に思い至るのに、そう時間はかからなかった。
「町の若者は都会に出て行くが、逆に都会の若者なら、
こうした自然環境で暮らしたいと思っている人もいつはず」

投じた費用は、用地取得費、造成費あわせて約4200万円。
人口約4700人の町にとっては軽い負担ではない。
でも、「小学校の存続、地域の活性化高価なども考えると決して悪い投資ではない」と
強調する。

「今回はテストケース。
結果が良ければ、さらに候補地を探して事業を続けていきたい」。
町外からの刺激による町の活性化へ、期待をにじませた。





発想が大胆ですよね。
57歳(当時)でもそれくらいの勢いを持てるっていうのは、すごい人だと思います。
お金があるからやった事業じゃなくって、お金がない中でやった事業。
すごさが際立ちますね。
最近、「田舎にはヒューマンパワーがない」という評論を読みましたが、
決してそんなことはないんじゃないかな、と。
どこでも一緒ですよ。
いろんな意味で。





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