目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

一生懸命な人の話

2007年08月24日 | 佐渡だいすきネタ
毎年、この集落では芸能の講座が夏に2泊3日の予定で行われます。
この学校を会場にして行われるので、会場作りや掃除などスタッフとして関わります。

今年の講座の中では、能装束の第一人者の山口憲さんという方が見えられ
話をされました。
私は食事の準備でほとんど聞けなかったのですが、能装束を実際に持ってこられ、
開帳される時だけお話をお聞きしました。

おもしろい!
ものすごくおもしろい!

能装束にというよりも、この方の能装束にかける意欲と誠意が
お話の随所に見られておもしろかったのです。

写真は300年前の現物の装束で、博物館入りの貴重なもの。
本来、ガラス張りでしか見ることのできないものを
実際にひもといて見せてくれる、それだけでも講義にかける熱心さが
伝わってきます。

「現在の洋服は色あせたら捨ててしまいますな(京都風)もったいないことです。
でも能装束は色あせたら、あせた色が持つ役柄の装束として
また使われるのです」という。

あせてもなお、はなつ力が能装束には込められているということなんですね。

それがこの方が今に至るまで研究、魅了されている理由のひとつ。
この能装束を現代に再現させるために、自分ひとりで
蚕を育て、糸をつむぎ、さらに機を織って…と全工程を行って再現しているとも
いうのだからさらにすごい。

「わからないことが目の前にでてきたら、考えることはしない。
とにかくやる、やってみる」。


分野は違っていても一生懸命な人の話は本当に楽しい。
エネルギーをもらえるから。


全部の講義を聴きたかったなあ。






コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エスライフ9.10月号ができました | トップ | 畑作り3年目にして・・・ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

佐渡だいすきネタ」カテゴリの最新記事