我が家は、4人家族で出かけるということが仕事の性質上、滅多にありません。
だけどこの日は、家族総出で出かけます。
節分。
それは、我が家にとって、1年の中でトップ3に入るくらいの大切な行事のひとつです。
この日は、とあるお寺さんに夫婦で芸能を奉納させていただく日です。
この日のために毎日練習して、練習して、練習するのですが、
これでいいというところまでなかなかいかず。
それでも精一杯踊って奉仕させていただいています。
芸能を奉納させていただくようになって、10年近くになりますが、
最近は子どもたちも同行させていただくようになっています。
息子はとても喜んで、その行事を楽しみに待つようになりました。
お坊さんの説教を聞くのも楽しみだし、
母ちゃんと父ちゃんの芸能を見るのも楽しみなのだそうです。
この行事は、金山開山の時から400年以上続く「行事」なのだということを
知ったのは、実は奉納させていただくようになってから、何年か後のことでした。
それを知ってから、自分がやっている芸能の重みを知るようになり、
ますます緊張するようになりました。
お坊さんは「続けなくてはいけない」という話をしてくださり、
だから「息子くんにも毎年きていもらって、お父さんたちを見ていて、次の代に続けてもらわなくてはいけない」
というようなことを言ってくれます。
次の代につなげるということが、どういうことなのか、
まだしっかりわかっているわけではないけれども、
自分がタテのつながりの一部になれていることは、とても嬉しいです。
この芸能をやることができる人は、今のところ、3、4組しかいなく、
私たちが一番若い世代になります。
私たちは独特の時間の使い方をした「仕事」をたくさんしているように思います。
いわゆる定型な形での仕事ではないけれども、
そういう仕事の中で、金銭的な価値はないかもしれないけれども
次の世代につなげなくてはいけないような
例えば途絶えさせるには惜しいような、
もっとおちゃらけた言い方をするならば
心のもちようひとつでどうとでもなるような
本来の意味での「仕事」というのが、
本当にたくさんあるのではないか、という気がしています。
経済社会の中では完全に無価値なものなので、
かなりの割合で捨てられ、途絶え、なくなっているものも
たくさんあるだろうけれども、
そうしたものを、
もしかしたら私たちは扱っているかもしれない。
つくづく自分が踏み込んだ道の、奇妙な縁を感じています。
だけどこの日は、家族総出で出かけます。
節分。
それは、我が家にとって、1年の中でトップ3に入るくらいの大切な行事のひとつです。
この日は、とあるお寺さんに夫婦で芸能を奉納させていただく日です。
この日のために毎日練習して、練習して、練習するのですが、
これでいいというところまでなかなかいかず。
それでも精一杯踊って奉仕させていただいています。
芸能を奉納させていただくようになって、10年近くになりますが、
最近は子どもたちも同行させていただくようになっています。
息子はとても喜んで、その行事を楽しみに待つようになりました。
お坊さんの説教を聞くのも楽しみだし、
母ちゃんと父ちゃんの芸能を見るのも楽しみなのだそうです。
この行事は、金山開山の時から400年以上続く「行事」なのだということを
知ったのは、実は奉納させていただくようになってから、何年か後のことでした。
それを知ってから、自分がやっている芸能の重みを知るようになり、
ますます緊張するようになりました。
お坊さんは「続けなくてはいけない」という話をしてくださり、
だから「息子くんにも毎年きていもらって、お父さんたちを見ていて、次の代に続けてもらわなくてはいけない」
というようなことを言ってくれます。
次の代につなげるということが、どういうことなのか、
まだしっかりわかっているわけではないけれども、
自分がタテのつながりの一部になれていることは、とても嬉しいです。
この芸能をやることができる人は、今のところ、3、4組しかいなく、
私たちが一番若い世代になります。
私たちは独特の時間の使い方をした「仕事」をたくさんしているように思います。
いわゆる定型な形での仕事ではないけれども、
そういう仕事の中で、金銭的な価値はないかもしれないけれども
次の世代につなげなくてはいけないような
例えば途絶えさせるには惜しいような、
もっとおちゃらけた言い方をするならば
心のもちようひとつでどうとでもなるような
本来の意味での「仕事」というのが、
本当にたくさんあるのではないか、という気がしています。
経済社会の中では完全に無価値なものなので、
かなりの割合で捨てられ、途絶え、なくなっているものも
たくさんあるだろうけれども、
そうしたものを、
もしかしたら私たちは扱っているかもしれない。
つくづく自分が踏み込んだ道の、奇妙な縁を感じています。
あー嬉しいです。嬉しいです!ありがとう。
400年ってすごいですよね。本当にひっそりとつないでいるんですよ。檀家さんでないと知らない。でも確かにつないでいる。そしてお坊さんもつなげようと頑張っている。すごいことです。緊張がとけて次の日から風邪ひきまくりました。
そのような文化が残る佐渡という場所もそうですが、それをつないできた人たち…すごいなぁ。
うまく言葉にできませんが、その流れの一部になっているやまねこさん夫婦は、立派なお仕事をされているなと心から思います。