最近、図書館縮小反対のことで署名をお願いした新潟の方から、
「興味があるかと思って」と、
こんな冊子をいただきました。
大変シンプル。大胆なシンプルさです。
「将来の図書館がこうあったらいいな!
~珠洲市立図書館を楽しみにする市民の意見集2015~」
珠洲市は「すずし」と読みます。
珠洲市は、石川県の北東部、能登半島の先端に位置する市です。
本州にある市の中で一番人口が少ない、そうです。(Wikipediaより)
そして、今後も人口が増える見込みは少ない、という前提のもとで
冊子は作られています。
とても薄い冊子です。
だけど、作るの大変だったろうな、と想像します。
「珠洲市の図書館はこうあってほしい」という願いをもった人たちが集い、
ワークショップや勉強会を開きながら、市に希望を求め、
そしてこうした冊子を作ったということでした。
こちらで住む方も、図書館をテーマに、想いを持つ人同士が集い、語り、
ひとつの形にしたいと願って、集会を持っているようです。
佐渡とも
共通していることは、こちらも「島」であるということ。(半島ですけどね)
人口が減っている地域であるということ。
意外な共通項に、目をみはりました。
珠洲市は、佐渡よりもずっと小さく、人口も少ないです。
だけど、図書館に求める想いは、佐渡の人たちと共通しているようで
微笑ましくもありました。
小学生や子育て中のお母さん、高校の司書さんや、元司書さん、といった面々が
言葉を連ねています。
改めて思うのは、私たちは、人口が少ない場所に住むからといって、
「遠慮」して生きることはないのではないか、と
思います。
30年後には人口7500人しかいない島だから、これくらいの図書室で我慢しなさい、というのは
本来あるべきではないことのはずです。
だって、その論理がまかり通ってしまったら、
人口 ◯○人しかいない島だから、これくらいの医療サービスで、
これくらいの教育水準の教育だけを、
これくらいの収入で
我慢 しなさい、
ということを、認めてしまうことになってしまうからです。
図書館という場所は、本当に必要であり、大切な場所なのだと
しみじみわかります。
どれくらい愛されているかわかるエピソードには
ことかきません。
なくしたくない、と心から思います。
もちろん、言葉を言うだけじゃいけないこと、は重々承知です。
私たちは、運営や専門知識、ノウハウを持ち合わせていません。
だけど、それなら意見を言っちゃいけないのか、というと、そうではないはずです。
これまで、私たちは「意見を言うこと」を飲み込んできました。
飲み込まされてきました。
ようやく「言っていい」と言われても、大したことは言えるものではありません。
でも、わがままと言われてでも、言わなければ、
余計に悪い状況へと行きかねない。
最後の、守るべきものまで、適当な理由で、壊されるかもしれない。
なので、言っているのです。
あどけない言葉の連なりの中にある、
切実さ、そう、切実さ!
その部分を、うまく伝わったら、と本と図書館を愛する者同士、
願っています。
「興味があるかと思って」と、
こんな冊子をいただきました。
大変シンプル。大胆なシンプルさです。
「将来の図書館がこうあったらいいな!
~珠洲市立図書館を楽しみにする市民の意見集2015~」
珠洲市は「すずし」と読みます。
珠洲市は、石川県の北東部、能登半島の先端に位置する市です。
本州にある市の中で一番人口が少ない、そうです。(Wikipediaより)
そして、今後も人口が増える見込みは少ない、という前提のもとで
冊子は作られています。
とても薄い冊子です。
だけど、作るの大変だったろうな、と想像します。
「珠洲市の図書館はこうあってほしい」という願いをもった人たちが集い、
ワークショップや勉強会を開きながら、市に希望を求め、
そしてこうした冊子を作ったということでした。
こちらで住む方も、図書館をテーマに、想いを持つ人同士が集い、語り、
ひとつの形にしたいと願って、集会を持っているようです。
佐渡とも
共通していることは、こちらも「島」であるということ。(半島ですけどね)
人口が減っている地域であるということ。
意外な共通項に、目をみはりました。
珠洲市は、佐渡よりもずっと小さく、人口も少ないです。
だけど、図書館に求める想いは、佐渡の人たちと共通しているようで
微笑ましくもありました。
小学生や子育て中のお母さん、高校の司書さんや、元司書さん、といった面々が
言葉を連ねています。
改めて思うのは、私たちは、人口が少ない場所に住むからといって、
「遠慮」して生きることはないのではないか、と
思います。
30年後には人口7500人しかいない島だから、これくらいの図書室で我慢しなさい、というのは
本来あるべきではないことのはずです。
だって、その論理がまかり通ってしまったら、
人口 ◯○人しかいない島だから、これくらいの医療サービスで、
これくらいの教育水準の教育だけを、
これくらいの収入で
我慢 しなさい、
ということを、認めてしまうことになってしまうからです。
図書館という場所は、本当に必要であり、大切な場所なのだと
しみじみわかります。
どれくらい愛されているかわかるエピソードには
ことかきません。
なくしたくない、と心から思います。
もちろん、言葉を言うだけじゃいけないこと、は重々承知です。
私たちは、運営や専門知識、ノウハウを持ち合わせていません。
だけど、それなら意見を言っちゃいけないのか、というと、そうではないはずです。
これまで、私たちは「意見を言うこと」を飲み込んできました。
飲み込まされてきました。
ようやく「言っていい」と言われても、大したことは言えるものではありません。
でも、わがままと言われてでも、言わなければ、
余計に悪い状況へと行きかねない。
最後の、守るべきものまで、適当な理由で、壊されるかもしれない。
なので、言っているのです。
あどけない言葉の連なりの中にある、
切実さ、そう、切実さ!
その部分を、うまく伝わったら、と本と図書館を愛する者同士、
願っています。
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