目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

野生生物の変調を警告する シーア・コルボーンさん

2016年06月15日 | とてもえらい人
科学記者と環境専門家の協力を受け、「奪われし未来」を米国で昨年春に出版した。
大きな反響を呼び、十二カ国で翻訳出版された。
ワシントンにある世界自然保護基金(WWF)事務所を拠点に、
研究会や講演に飛び回る。

序文を寄せたゴア副大統領は、化学物質の毒性を警告した
「沈黙の春」の続編とたたえた。

この本の女性著者レーチェン・カーソンさんに比せられることも多い。
「責任も感じます。
だから、70歳になった今も働いている」

20年前までは、ロッキー山脈のふもとの町で、酪農をしながら、
バードウォッチングを楽しんでいた。

残る人生で何をするかを考えた。
羊の世話を続けるか、薬剤師の経験を生かして薬局を開くか、勉強し直すか。

「ボランティアとしてかかわってきた水の問題を勉強したい」という意思が勝った。
51歳で大学院に入り、7年後に動物学の博士号を取る。

5大湖の水質を調べるうちに、世界での野生生物の異常多発が気になった。
生殖器官の退化、メス同士の巣作り、奇形の増加などだ。
数千編の論文に目を通した。


「早朝から午後、夜も読み続けた。
どこに出かけても読んだ。


好きな映画もあきらめた。」

環境中の化学物質がホルモンと似た働きをして内分泌を乱し、
生殖や成長に以上をもたらす、という結論に至る。

これが著書の趣旨だ。

ホルモンに似た物質のやっかいなところは、ごく微量で体内のシステムを
大きく動かすことだ。
それなのに、どんな物質がどれだけの量でどんな物質がどれだけの量で
どんな量で’どんな影響を及ぼすのか、
資料はあまりに不足だ。



「とくに子どもや胎児への影響が心配。
早く調べて手を打たなければ」


空いた時間には何を?
「一分も暇な時間はない。
とにかく読んで考える。
これが私の人生なのです」




この記事に触発されて、実際に読みました。「奪われし未来」
背表紙厚いし、文字小さいしで、表現難しいしで、
こういう本がベストセラーになるなんて、米国とはなんとすごい国なんだ、と
真剣に思いました。
少なくとも、日本ではあり得ないなあ、と読みながら、何度も思いました。

頑張って読んでいたら、中盤くらいから、だんだん面白くなってきて、
読み切れました。

途中からアドレナリンがでた感じでした。

読んでよかったと思っています。

未だに内容を覚えています。

オスのメス化なんて、今でこそ普通に言いますけれども、
普通に考えて恐ろしいことですよね。

布ナプキンに変えたのも、おそらくこの頃ではないかと想像しています。
20代半ばの頃かな。

ひたすら読み込んでいた本の色々を走馬灯のように思いだします。



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