米粉でプルーン天然酵母パン

プルーンを段ボール３箱分もいただいたその後、
我が家では毎食１人10個近くいただくことをノルマとし、
半強制的に食べています（笑）
山羊のシロちゃんにいたっては１日に何十個も食べているのですが、おもしろいほど減りません。

ジャムにしたり、ゼリーにしたり、冷凍にしてみたり、と色々加工してみてはいるのですが
総量が多すぎるんですね。

できればダメにしたくはない、と思っているのですが
プルーンは足が速く、少しずつ独特の芳香もただよってきました。

ふと思いついて、天然酵母にしてみることにしました。
とりあえず、発酵している間だけでも時間かせぎができる、というモクロミです。
一度に20個くらいは使えます！

本当の天然酵母を作るのは実に５年ぶり。
（これまでは粉末のコダマ天然酵母を使っていました）
小麦粉は米粉で代用し、見よう見まねで作ってみました。

日差しの中においておくと、
ぶくぶくと気泡がわいてくる様子を、ひさびさに見ましたがかなり興味深いです。
時間があり余るほどあるのなら、時間を忘れてみているんじゃないかなと思います。
２日目くらいから、フタをあけると赤ワインのような香りがしてきました。

おお、なつかしい！

生地を分けて、ふかした芋を刻んだのを入れてみたり、


離乳食用に圧力をかけた人参をすりつぶして入れてみたり、


チョコレートを入れてみたりしました。

３食パンです（笑）


発酵確認も、焼きも息子を持ちながら、ですがなんとかできました～。
イーストや、卵を入れたもののようにふんわりとしたものではないけれど、
せんべいのように固くもなく、想像よりは膨らんだので、これなら食事としても食べられそう。


酵母パンを作ろう、と思ってプルーンを加工するのではなくて、
プルーンがあるから天然酵母パンをつくろう、というトコロが
田舎暮らしっぽくて、自分的に気に入りました。

料理が先にあるんじゃなくって、材料が先にある感じ。
暮らし上手になった感じがして、その日一日なんとなく嬉しくなる感じ。
これはきっと作ったものがそんなに美味しくなくても、
味わえる幸福感ではないかな、と思います。

息子に食べさせてみたら、じわ～と「ニンマ～」と笑ってくれたので
より嬉しくなりました。

手抜き、時々手込み　…たまに成功

そんな感じで暮らしていけたらよいなあ、と思っております。