日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

何のためのメンツか!

2010-10-15 | 経営改善
最近、経営に対する姿勢が厳しくなったと言われる事があります。
自分でも意識をしていないところで
自社のみならず関与先様が直面している激動の経営環境を意識しているのかもしれません。

先般もお話ししたように経営者の仕事は「利益を出す事」これに尽きます。

にもかかわらず、中小企業の経営者はついつい言い訳ばかりしてしまっています。
経営環境が悪い
同業他社が進出した
技術が古くなった
皆海外へ移転した
値下げ要請ばかり
・・・

しかし、大手企業の経営者に泣き言はありません。
「利益を出す事が経営者の第一」
「わからないなら土下座してでも聞け」
大手企業の経営者たちは、自身の仕事が「利益を出す事」に尽きる事を
あらゆる場所で口にしています。

「勝ち組と負け組」
こんな言葉さえ死語になりつつあります。
「格差社会」
この言葉もまた同様です。
世の中は、これらを「当たり前」と捉えています。

努力しないものは淘汰される
考えないものは淘汰される
今必要なのはなりふり構わず「利益を出す体質の会社を作りあげること」これに尽きます。

中小企業の経営者様
まだ、同業他社に頭を下げてでも教えを請わないつもりですか?
まだ、先達の方々に教えてもらう事をしないのですか?
まだ、協力者になって貰おうとはしないのですか?
そろそろ安いメンツなんかに拘るのは止めにしたいですね。
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「才と意」 本当に必要なのは?

2010-10-15 | 自己啓発
才の不足は意で補えるが
意の不足は才では補えない

最近読んでいる本の中に
「経営者になる経営者を育てる」(ダイヤモンド社刊1800円)という本があります。

この本を書いたのは菅野寛さんという
ボストンコンサルティンググループのヴァイス・プレジデントアンドディレクターです。
できてもいないくせに「人を育てる」という事を最近の経営テーマにしている私は
数年前に買った本の中からこの本をもう一度読もうと手に取りました。

この本の中に高原慶一朗ユニチャーム会長が発した言葉として
冒頭でご紹介した言葉が載っていました。

まさに精神訓話ではありませんが
思いの強さは才能を凌駕する事を言い現わしている言葉だと思います。

最近、儲けたいという願望だけで経営をする方たちを見かける事が多くなりました。
結果、儲けたいというテクニックばかり身につけ
「お客様への思いや仕事に対する思い」が欠如し
なぜ商売がうまくいかないのかさえも理解しようとしないという思考回路になってしまっています。

お客様は共感できるからこそお客さまでいてくれるのです。
お客様は感動できるからこそお客さまでいてくれるのです。
お客様は何度あっても新鮮味があるからこそもう一度声をかけて下さるのです。

才の不足は意で補えるが
意の不足は才では補えない

心して事に当りたいと思います。
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