日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

満足させないという戦略

2012-07-10 | 他人のフリ見て我が身を正す
ある意味良い勉強になりました。
しかし、自分にそれが出来るのかというと若干の疑問が残ります。
その名も「満足させない」という戦略です。

この戦略には非常に高度なテクニックが必要になります。

連続32年間プロが選ぶ日本の旅館で総合一位を取り続けている和倉温泉の加賀屋さん。
その構成は浜離宮、雪月花、能登渚亭、能登客殿、能登本陣(これがいわゆる加賀屋さん)
そして、もう少しリーズナブルに「あえの風」
遂にはゆかいリゾート(格安温泉施設)を意識した「虹と海」があります。

もちろん、加賀屋さんの経営手法を対外的に指導するコンサルティング会社まで持っておられますが
凄いのはこの企業、国内だけではなく台湾にまで進出したという実績をお持ちです。

加賀屋さんに泊まるにはそれ相応の覚悟(財布の)が必要になる。
それでは、ワンランク下になるがあえの風で…。
それでもまだ値が張るという方向けに虹と海という事になるのでしょうか。

きっと
虹の海に泊まったら
あえの風はもっと良いのでは?と思いあえの風に泊まり
あえの風に泊まったら泊まったで
加賀屋さんはもっと良いのでは?と思い
結局は加賀屋さんに泊ってしまうという
風が吹けば桶屋が儲かるではありませんが
まさに「宿泊業界の泊ってみたいスパイラルやあ~」(←彦麻呂風)って感じになるのでしょう。

下のランクじゃ満足させない
もっと良いサービスが待っている。
この感じ良いですよね。
コメント
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