日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

必要なものだったんだ!と気づかせる営業

2017-03-05 | 素敵な企業・素敵なスタッフ
お客様が不満に思う営業や接客の一つに
「言ったものしか出てこない」と云うものが有ります。

お客様は、自分の知っている中で
自分の経験値の中で
商品選びをします。

「分からないという自覚」が無い限り
「何が良いの?」「どれが良いの?」「何か良いものない?」などの言葉は出て来ません。

数年前、こんなことがありました。
某建設会社の営業支援(私、こんなこともしています。)でお会いした年配のご夫妻
この方たちに何度集合住宅をお勧めしても首を立てには降ってくださらないという事でした。

FPや税理士の資格を持つ私はご夫妻のこれからの不安などをお聞きしました。
その話の流れの中で、財産を維持することの大変さを奥様が感じていることに気づきました。

「奥さん、雑草だらけになる土地の草むしり大変でしょう。」
私のこの言葉を皮切りに奥さんの不満は爆発
一生懸命にご自身の苦労話をお話し下さいました。

一通りの腹立ちの出所を述べられた後で私が
「そんな大変な草むしりをいつまでお続けになるんですか?」と問いかけたところ
「直ぐにでも止めたい。夏は暑いし、ひとりだしもう嫌!」との返事でした。
「そうですよね。奥さんが熱中症になってまでする草むしりじゃないですよね。その草むしり止めましょうか、、、」
と云う私の言葉に
「そんなことできるんですか?」と奥様
「できますよ。集合住宅を建てれば即問題解決ですよね。」
「本当だ!私草むしりしなくて良くなるんだ!建てます!集合住宅!」
と云う流れであっという間に一億数千万円する集合住宅の建設が決まりました。

後日担当をされていた建設会社の営業マンから電話が有り
「私自身を無くしました、何度行っても首を縦に振って貰えなかったご夫婦に
ものの一時間もしないうちに建設を決断させるなんて。。。
税理士さんに営業で負けるなんてショックです。」と仰っていました。

必要なものなのだという気付きを与えること
これも営業にとっては大切なスキルですよね(^_-)-☆
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運を天に任す的事業の目標達成!!

2017-03-05 | 税金・節税・資金繰り
昨日弊社グループ4基目の太陽光発電所の売電が開始されました。
これで、群馬県、岐阜県、滋賀県、兵庫県にまたがる
運を天に任す的事業は一応の完遂となります。

当プロジェクトは、国の生産性向上設備の特別償却の対象であり、
グループ全体に与える業績上
初年度に約4000万円の減価償却費上の経費増の影響を与えます。

特別償却なので初年度への法人税節税効果はあるものの
翌年度以降は、逆に税負担が重くなるという反動があります。

すなわち、税負担上の損得は一切無いのが現状です。

一時的税負担の先送りと収益の安定化を
運を天に任すという形で取り込んだことになります。

この手法は当社グループのお客様にはお勧めしていません。
なぜなら運を天に任すというストレスがあるからです。
事実、4基の内の1基は、今日現在、雪害で発電を停止したまま
2ヶ月を経過しようとしています。
(もっとも所得補償保険をかけているので金銭的被害は発生しないのですが)
「もしも」の対策も万全にすることも含め
これが運を天に任すというビジネスモデルなのです。

ビジネスには絶対ということはありません。
しかし、より絶対に近づけることは可能です。
これからも止まることなく
あくなきチャレンジを続けて参ります
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