野菜通信@畑の中心で愛を叫ぶ・・

長崎県・西海無農薬やさいの会生産者の一人、
フッチーが気ままにつづるブログです。

石木ダムー事業認定取り消し訴訟証人尋問

2017年11月05日 22時25分34秒 | 石木ダム

私も原告の一人になっている石木ダム事業認定取り消し訴訟で証人尋問が決まりました。

以下毎日新聞の記事です。


石木ダム訴訟 来月5日に県職員、治水面で証人尋問 /長崎

(
毎日新聞長崎版2017111日)
県と佐世保市が川棚町に計画する石木ダム事業で、反対地権者らが国を相手取って事業認定取り消しを求めた訴訟の第9回口頭弁論が31日、長崎地裁(武田瑞佳裁判長)であった。
争点になっている治水面に関して、川棚川水系の河川整備の基本方針を策定した県の責任者1人を次回期日の12月5日に証人尋問することが決まった。
利水面に関しては、佐世保市の水需要予測の担当職員1人を12月25日に証人尋問する予定が示された。
地権者側は水利権を担当する別の職員の尋問も求めた。
また、双方が証人尋問を求めている大学教授2人のうち1人は「尋問に応じるが、長崎には来ることができない」、もう1人は「尋問に応じられない」と話しているといい、地権者側は今後、長崎地裁での尋問に応じるよう求める意見書を提出する。
【浅野孝仁】 〔長崎版〕


佐世保市の水需要予測にお墨付きを与えた二人の大学教授とは、
首都大学東京の小泉明教授と東京大学大学院の滝沢智教授です。
学者らしく「望むところだ、受けて立とう!」と積極的に法廷に出てきて持論を展開すればいいのにと思いますが、自信がないのでしょうか。

それもそのはず、お墨付きを与えた佐世保市の水需要予測は見事に破たんしてしまいましたからね~。恥ずかしくて出るに出られない?
あんな右肩上がりの「ありえない予測」、当たるをわけがない、とみんな言っていましたけどね(笑)。
滝沢教授にいたっては、法廷で東大の大学院教授という名誉とプライドをズタボロにされるより、逃げ恥をさらす方がまだましだと考えたのでしょうか。


お二人は「ダム検証のあり方を問う科学者の会」からの公開質問書にも回答せず、逃げの一手でしたね。
http://suigenren.jp/news/2014/06/03/5410/


事業認定審査過程で事業推進のお墨付きを与えた有識者二人が証人尋問を拒否したり、長崎まで来る暇がない等というのは到底許すことは出来ません。有識者としての意見を求められ、それに答えた限りは説明責任が伴います。尋問を受けることを拒否している滝沢 智氏は、提出した意見書を撤回するしか責任の取りようがありません」水源連のHPより)

その通りです。


検索したら滝沢氏のプロフィールが見つかりました。

滝沢 智(たきざわ・さとし)氏 プロフィール
 昭和60年東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程修了。昭和63年、長岡技術科学大学建設系助手、平成2年建設省土木研究所下水道部研究員などを経て、平成18年から現職。水システム国際化研究会座長、水の安全保障戦略機構執行審議会委員、下水道グローバルセンター(GCUS)対応方針調整会議委員など非常に多数の委員会で活躍。「失敗を恐れるな」が座右の銘。「日本は戦後、みんな挑戦者だと思って頑張ってきた。海外へのビジネスでも、常に挑戦者の気持ちを忘れずにいてほしい」とエールを送る。最近はジムでの運動に凝っており、特に内臓脂肪に近いところの筋肉を使うピラティスにはまっているという。「難しいけどやりがいがあります。マスターしたら伝授しますよ」と笑顔。昭和34年生まれの52歳、東京都生まれ。

(日本水道新聞HPより)


「失敗を恐れるな」が座右の銘であるならば、失敗を恐れず、出廷して堂々と尋問に答えるべきです。

現在、石木ダム建設予定地に住む地権者は、事業認定そのものの是非が裁判で問われているにもかかわらず、事業認定を錦の御旗にした付け替え道路の強権的な工事強行で苦しめられているのですから。