野菜通信@畑の中心で愛を叫ぶ・・

長崎県・西海無農薬やさいの会生産者の一人、
フッチーが気ままにつづるブログです。

石木ダムー「千人の集い」大成功!!1050人が石木ダム「NO!」

2018年05月08日 21時09分19秒 | 石木ダム

”ほたるの里から長崎をかえよう!!千人の集い”




雨の中、連れ合いと二人で行ってきました。
開演30分前には会場の川棚町公会堂に入ったのにもう8割がた席は埋まっておりました。
最終的には1050人が集まったそうです。

鎌仲ひとみ、山田英二、両映画監督のトーク、
今本博健京大名誉教授、嘉田由紀子前滋賀県知事、渡辺洋子さん(八ッ場あしたの会)と加藤登紀子さんの司会による
シンポジウム、
そしておトキさんのミニコンサートまで、限られた時間でしたが、中身の濃い集会でした。


私の下手な文章だけでは伝わらないので、マスコミ報道なども織り交ぜながら紹介していきます。


下は前日の長崎新聞の記事です。

 

 

<朝日新聞デジタル5/5>

 県と佐世保市が川棚町で計画する石木ダムの道路工事現場を、歌手の加藤登紀子さんや前滋賀県知事嘉田由紀子さんらが5日、見学した。

 見学したのは2人のほか、京都大学名誉教授の今本博健さん(河川工学)、映像作家の鎌仲ひとみさん、映画監督の山田英治さん、八ツ場あしたの会事務局の渡辺洋子さん、詩人のアーサー・ビナードさん。ビナードさん以外は6日に町内である、石木ダムの問題を考える「ほたるの里から長崎をかえよう!! 千人の集い」に参加する。

 一行は地元地権者らの案内で川棚川の河口などを見た後、ダム本体工事が始まると通行できなくなる県道の代わりになる道路の工事現場を見学。県が早朝や夜中に重機を入れたことや、工事現場で住民らが反対の座り込みをしていることなどの説明を受けた。

 見学後、水没予定の川原(こうばる)地区の広場で取材に応じた加藤さんは移転を拒んでいる地権者ら13世帯のことに触れ、「生き生きと生活していて、若い世代も育っている。負けないでほしい」とエールを送った。嘉田さんは「何十年もダムなしで済んだのに、なぜ建設の必要があるのか」と話した。(福岡泰雄)


*石木川まもり隊ブログ →  「こうばるに加藤登紀子がやってきた!」 

 

 

マスコミ報道から。

 <長崎新聞>

 

<毎日新聞>

 

*1000人の 石木ダム「NO!」、カラーの写真はこれ。私も1000分の1に入ってます↓

 

<西日本新聞>

 

 

 


テレビでも各放送局が報道していたようです。
私が見たのはこれ。たぶんNBCだったような・・・。
撮影者、編集スタッフの気持ちのこもった報道内容だと思いました。

 

 

 

 

 

 

他にKTN、NCCも取り上げていました。(報道文)

<KTN>

KTNテレビ5/6

県や佐世保市が東彼・川棚町に建設を計画している石木ダムをめぐり、反対する地権者らは、6日、歌手の加藤登紀子さんらを招いてシンポジウムを開きました。

加藤登紀子さん「川原の場所に立っていると、ここには何千年の歴史があったと感じることができます。遠い先祖が残してくれた場所を、どうやって(後世に)伝えていくのか」

石木ダムの反対地権者らが開いたダムの必要性について考えるシンポジウムには、県内外からおよそ千人が集まり、歌手の加藤登紀子さんも参加しました。加藤さんは、国が群馬県に計画している八ッ場ダムに反対していて、シンポジウムに先立ち、石木ダムの建設予定地の川原地区などを視察しています。

加藤登紀子さん「本当にここは美しい。13世帯残った家族がすばらしく、生きている姿に感動しました」

シンポジウムで、加藤さんは「50年間必要でなかった石木ダムをこれから作るのは非現実的だ」と訴え、あわせて開かれたミニコンサートでは「いま出来ることを自信を持ってがんばってほしい」と、歌を通じて、反対地権者らにエールを送りました。


<NCC>

県と佐世保市が計画を進める石木ダムの建設に反対する集会がありました。6日に川棚町の公会堂で開かれた「ほたるの里から長崎をかえよう!千人の集い」には県の内外から1050人が参加しました。建設予定地に住む13世帯の地権者らは建設に反対していて、多くの人にこの問題を知ってもらおうと集いを開きました。ステージでは歌手の加藤登紀子や前の滋賀県知事らがダム建設について疑問の声を投げかけました。


FB(フェイスブック)やブログでもたくさんの方が発信しています。

 

<加藤登紀子さんのブログから>

https://gamp.ameblo.jp/tokiko-kato/entry-12374394207.html?__twitter_impression=true


・・・さて、偶然ですが、その3年前にも対馬の翌日に行った川棚町で、連休最後の日曜日の6日、石木ダムについて考えるシンポジウムに参加しました。1000人以上の人が集まり、熱気いっぱいでした。

講師に、元滋賀県知事、嘉田由紀子さん、京大名誉教授の今本博健さん、「八ッ場あしたの会」の渡辺洋子さんが来てくださり、もうすぐ公開される映画「ほたるの川のまもりびと」の山田英治監督、プロデューサーの鎌仲ひとみさんのトークもあり、3部には私のミニコンサートも、という盛りだくさんの充実した1日となりました。

前日には、ダムの予定地、棚田の中を流れる美しい石木川のほとりを歩き、そこに住む1354人の人たちと、素晴らしい「飲み会」で盛り上がりました。

とにかく料理が美味しい!子供たちが可愛い!おかみさんたちがたくましく元気。そして男たちがカッコいい!
映画「ほたるの川のまもりびと」を事前に見ていたので、もう顔なじみのような気分で、飲み、歌いました。

 
石木川にダムを作ることになったのは60年代。もう50年以上もダム問題に翻弄された人たちが、こんなにも暖かな暮らしを築き、手を携えてこの故郷を守って来たことに、心から拍手を送りたいです。

川棚川の本流にこの石木川が合流する地点があまりにも河口に近いことに、石木川の流れが、ほんの小さな川だということに驚きました。
「ここにダムを作っても、治水の効果はなく、小さなダムが雨量を支えきれずに放流するこなった時の危険の方が大きい」と今本先生は力説。

世界の中でも、ダム建設はとっくに過去のものになっているのに、日本はずっと昔の決定にただ縛られている!この国の未来への大きな不安に、恐怖さえ感じます。これはこの地域だけの問題じゃない。
是非みなさんに、この映画を見て欲しいし、これから素晴らしい蛍が見られる川原地区を訪ねて下さい。・・・

 


自由党・末次精一さんもブログで紹介しています→ <末次精一さんのブログ>


*FB(フェイスブック)の公開記事、コメントから

 

<私の友人Mさん>

川棚町公会堂で開催された
"ほたるの里から長崎をかえよう! 千人の集い"
に行ってきました。

 雨の中を、1000人を越える人たちが集まっていました。50年も前に計画された石木ダムを作らせてはいけない、美しい自然やこうばるの人たちの暮しをダムの底に沈めてはいけないという思いが詰まった集会でした。参加して、何度も込み上げてくるものがありました。

 そもそも、こうばるのほうちゃんが加藤登紀子さんに手紙を書き、"ほたるの川のまもりびと"の映画を観てもらったことから始まったこの取り組み、わずか2ヶ月の準備期間で1000人も集めることが可能なのか?実現させてしまったのです‼️

第一部の鎌仲ひとみさんと山田栄治さんのトークセッション、第二部のシンポジウム、第三部の加藤登紀子さんのミニコンサートに一貫して伝わってきたのは、小さな里山での豊かな暮し、都会では失われた自然と共生して人びとが絆で結ばれて豊かな暮しを営んでいるこうばるは未来のあるべき姿なのではないかということ。
だからこそ、この豊かなこうばるをダムの底に沈めていいのか、子どもたちに多額のつけを残していいのか。

川棚ではおおっぴらには語り合うことができなかった石木ダムの問題が、今、大きなうねりとなってきていることが語られました。

こうばるを訪ね、こうばるの皆さんの暮らしに触れた加藤登紀子さんのコンサートも、ほうちゃんのピアノ伴奏でおときさんと皆さんと一緒に唄った"こうばるのうた"も感動的でした。

世論を広げてこのダム計画を中止に持ち込みたいと、強く思いました。 


 <コスタリカ研究家・足立さん>

今日、他の仕事を片付けるつもりだったんだけど、やっぱりどうしても気になって、行ってきました川棚町。
コレ↓
https://www.facebook.com/events/1361120560656820/
です。
川棚町の人口は、さっきネットでちらっと見たら、9000人ちょい。
このイベントに集まった方、1050人だったそうです。
人口の1/9!
全員入りきれず、一部の方は近くの公民館で中継となったそうです。
今日は行けないだろうと思っていたので、チケットも買わず、連絡もせず、当日券で一参加者として行きました。
やっぱり行ってよかった。
鎌仲ひとみ監督をはじめ、久々の人びとにも再会できたし、嘉田由紀子さんには会わなきゃと思ってたところ(←別件の仕事で)ここに来るということだったのでようやくご挨拶できたし、今中教授も鎌仲さんに紹介していただけたし。

いやー今中教授のアツさには笑っちゃいました。
いや、バカにしてるんじゃなくてですね。
どういうことかというと。
学者は自分の科学的正義を貫かなきゃいかんのです。
少なくとも私はそう思っています。
でも、そういう学者って日本はなかなかいないんですね。
私の周りはそういう人ばっかなんでアレなんですが(笑)、御用学者が重宝されるご時世、時の政権が言ってることと違うことを言う学者には寒風が吹く時代です。
しかし、そんなこと関係なしに、人様の役に立ってこその科学だと思ってるんです、私は。
それが工学だろうが人文科学だろうが。
だからこそ、研究は政治と無関係にやられなければならないと同時に、その結果は政治にフィードバックされなければならないと思っています。
その意味で、これだけアツい重鎮学者に会えたというのが嬉しくてですね。
それで笑っちゃったというわけです。
「反論があるならいつでも受けて立つよ!」と、見ず知らずの若造(=私)に対しても食ってかからんばかりのファイティング・スピリット、恐れ入りました。
私も気合いを入れ直されました。

そして何より、これだけの人が集まったこの熱気を直に感じられたのが、本当によかったです。
3月に坂本龍一さんが来られた長崎市のイベントでも600人。
そもそもキャパが600人だったというのもあるんですが、それを大きく超える人が川棚町に集まったのは、とても大きな意義があると思います。

イベントそのものも、実に多様なゲストのトークと加藤登紀子さんの歌があって、非常に多角的に石木ダム問題を捉えることができたと思います。
河川工学、行政・政治、住民運動、そして失われるかもしれない故郷への思い等々、本当にいろんなものが詰め合わされたイベントでした。
引き続きこうばるの人びとに寄り添いながらこの問題に関わっていきたいと思います。

余談ですが、加藤登紀子さん、満州に生まれ、1歳半で終戦、2歳10ヶ月だったかな?で引揚げ、佐世保に上陸…って、ほぼうちの母と一緒です。
どこぞですれ違ってたかもしれませんね。


集会の動画も石木川まもり隊報道部からユーチューブに公開されています。

URLはこちらです。

〇ほたるの里から長崎をかえよう千人の集い・第一部
             ↓
https://youtu.be/9f0nf1L7JMc

〇ほたるの里から長崎をかえよう千人の集い・第二部シンポジウム
             ↓
https://youtu.be/OugOnhm198g

〇ほたるの里から長崎をかえよう千人の集い・フイナーレ
             ↓
https://youtu.be/1gz9An7oKes


 石木ダム建設予定地で暮らすイラストレーター石丸穂積さん(ほーちゃん)のブログ

   →「5/6千人集会を振り返って」