佐世保市内の4つの市民団体が提出していた石木ダム関連の公開質問状についての回答があったようです。
★公開質問状 ←11/15の私のブログの中で紹介しています。
★4団体の一つである「石木川まもり隊」おブログからお借りした、公開質問状に対する佐世保市水道局の回答 ↓
回答文を一読して、つくづく役人は言い訳の天才だな~、と思いました(笑)。
そして、「石木ダムは必要」というところにギアを入れて、そのまま溶接してしまってるんじゃじゃないか、と(笑)。
後日、詳細な反論はあると思いますが、水道行政には素人の私が気づいた点を少々。
質問では、「佐世保地区」の平成5年度と平成29年度の、①給水人口、②一日平均給水量、③一日最大給水量などを聞いていますが、
佐世保市の回答では、平成5年度は合併前の旧佐世保市の数値を使い、平成29年度は合併後の数値を使っています。
*佐世保市は、2005年(平成17年)に吉井町、世知原町、2006年(平成18年)に小佐々町、宇久町、2010年(平成22年)江迎町、
鹿町町と合併し、それぞれの水道施設も佐世保市の管理に移行しています。
水道行政で、「佐世保地区」といえば、「旧佐世保地区=石木ダムができればその水が送られる予定の地区」のことで、そのことは
佐世保市水道局は百も承知の上で、平成29年度は合併後の佐世保市全体の数値を使っているのです。これでは「旧佐世保地区」の
水事情の推移の比較はできないのは当たり前です。しかも29年の佐世保市全体の数値は公開されている 平成29年度佐世保市水道局事業概要
見ればわかるこどでわざわざ公開質問状で聞くようなことでもありません。
それではなぜこのような、あとから指摘されることが簡単に予想される稚拙な回答をしたのでしょう。意図がよくわかりません。
思わず「数字はウソをつかないが、ウソつきは数字を使う」という言葉を思い出してしまいました。
佐世保市水道局にとって平成29年度の「佐世保地区」の数値は、公にしたくないしたい「不都合な真実」だったのでしょうか・・。
そうであるなら、隠されれば隠されるほどその「不都合な真実」を知りたくなってしまいます。
(つづく)