先日の長崎新聞の記事です。
まあ、正論ですよね。
それにしても、1年前の知事選の際、直接地権者を前に「面会の機会を設ける」と約束した件はどうなったんでしょうね?
一年以上も放置して、スピード感がないな~。というか、できないことを約束するからこういうことになる。
長崎県や佐世保市が振りまく苦しい必要論とそれをコピペして追認した長崎地裁判決とは裏腹に、石木ダムの目的は「石木ダムを造ることそのもの」
だということは見え見えの事実。
石木ダムがなくても生活に支障をきたしている人は誰もいないし(石木ダム建設計画のために生活や人生をズタズタにされた人はいる)、計画から半世紀
にわたって石木ダムを必要としない日々が積み重ねられ、それはこれからもさらに続き、いずれ「やっぱり石木ダムは必要なかったね」となることは確実。
知事が地権者に会えばまず石木ダムの必要性から論じなければなりませんが、知事は県の担当部署からレクチャーを受けた以上のことは話せないのでまず
そこでつまづき、あとは、「命がけで石木ダムに反対する」という立場の地権者から圧倒されるのは目に見えています。
本音のところでは知事も石木ダムが必要とは思っていない、だから会って説得する自信がない。と、私は勝手に判断していますがどうでしょう(笑)。
長崎空港建設の際、地権者のところに何度も足を運び、ひざ詰めで説得した当時の久保勘一知事とは雲泥の差。
本当に石木ダムが必要と思っているのならこんくらいのことはやらんばだめですばい、中村知事さん。
「知事も県も、事業の公益性や必要性を、もっと多くの県民に、もっと詳細かつ説得力を持って説明すべきではないか」
ということですが、本音のところで必要と思っていない事業を「説得力を持って説明」することは無理でしょう。
それをする「気概と覚悟」を期待するのはなおさら無理というものです。
そしてそれを承知でこんな記事を書く長崎新聞内海記者(笑)。
*2019.3.13中村知事記者会見から
「地権者の方々との面談のお話であります。これは、さきの知事選挙の際に、地権者の方々から、自分たちの思い、実情等について、ぜひ話を聞いてくれというご要請をいただきまして、その前までは、計画自体を白紙に戻さないと会わないというお話をお聞きしておりましたので、そういった点を確認させていただきましたところ、そうではないんだというお話をいただき、それでは、お会いをいたしましょうというところで、現在、担当部局と地権者の方々との調整を進めてきたところでありますが、まだまだ具体的な日程が決まるまでには至ってない状況であると聞いております。
ただ、継続してずっと相談をさせていただいているところでありまして、地権者の皆様方も時期的に多忙な時期もあるので、しかるべき時期があれば、調整をしていただけるものと考えているところであります。できるだけ早く、そうした機会を設けることができればと考えているところであります。」
↑一年たってもこんな状況です。アホか!と言いたい。
「・・・状況であると聞いております。」だなんてまるで人ごとのように・・。職員に任せず知事自ら日程を決めればいいではないか。