散歩気分で生きる毎日に一日1本、一行詩!by ミナミヒロユキ
一行詩(うた)メモ日記
スプレーのり55
寒さ合図に色づく草花に見とれている
10月10日(水)
工作の一日となる。
なつかしい、スプレーのり55を引っ張り出してきて、シュー。
PCでデザインするようになるまでは、
制作室のあっちこっちで、シューシューという音が踊っていた。
「体に悪いだろうな」なんて言いながら、シュー。
「今日も徹夜になるなぁ」ため息をつきながら、シュー。
あのころのデザイナーたちは、元気にしているのかな。
スプレーのりの影響はなかったのかな。
なんてことを思いながら、シュー。
時代は素早く変わる。
パソコンの登場で、いろんなものが消えていった。
一つ出ると一つ消えるという時代から、
一つ出るとあれもこれも消えてしまう時代になったような気がする。
しがみつける柱もやせ細ってきた?
そうか、この先いつ消滅しても不思議ではないところまで来ているのか、オレも。
秋風が心の空洞を吹き抜けていく・・・ひゅひゅひゅーん、カランコロン。

出口だけは用意されているけれど、もう入り口はないのか。
いやいや、まだまだ新しい入り口はあるはず、
なければつくればいいのだと呟きながら買い物袋を下げて駐車場を出る。
夕暮れ時は、感傷的になるね、嫌だね。
再来週の徳島出張が松山に変更になった。
翌日から東京だし、うーん、松山前泊か。
そうなると松山の夜がワタシを待っているということになるぞ。
さてさて一人酒か、担当者コンビとの三人酒か(珍道中で楽しい)、
どちらにしても初松山の夜を楽しもう。
なつかしい公衆電話。生き延びてくれ。

『売れる作家の全技術/大沢在昌』読了。
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