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月見酒


杯重ね恋を呼び込む月明かり

2月8日(土)

目覚めたら雪が積もっていた。この町に来て初めての雪だ。ロマンチックだ。雪=京都=ロマンという図式が浮かぶ。
雪と言えば、小学生の頃を思い出す。夜の雪景色が好きだった。雪景色を見ながら、このまま時間が止まって永遠に小学生のままでいられたらいいなと思っていた。日曜日の青空を見てもそう思っていたから、大きくなりたくない症候群(でたぞ)だったのかもしれない。人と同じ速度で成長できなかったんだろうな、きっと。
せめて十代の後半でそのことに(欠落部分に)気がついていれば(少しくらい将来のことを考えていたら)、人生は変わったかもしれないけど、もう手遅れだ。欠落したままここまできてしまっている(欠落も個性だと開き直って)。
ま、手遅れを見返して吟味しても突っついても仕方がないので、ほいほいと次へ次へ行くしかない。いつだって、これからが一番楽しいんだと思って暮らしているから、後悔よりも夢の方がデカイ。夢がデカイと後悔をはじき飛ばせるからいい。
先のことなんて、ほんとうにわからないから、先のための準備をするのはやめた。今だ、今だ、ただし、「今でしょう」ではない。
今しか生きられないんだから、先のための今ではなく、今のための今なのだ。こんがらがってくるけど、そういうこと、だから「今でしょう」という言葉はあてはまらない。
夜は雪見酒の予定だったんだけど、雪がない。雨になったからな。ならば、飲み相手は、お月様だ。お月様と向かい合って酒を飲みながら、「楽しくやろうね」と、何度も何度も乾杯をした。
新しい月物語が始まるかもしれない、いや、始めないといけない。

◎食絵日記

タマゴに野菜、
サンドイッチのパンは、
自家製でございます。
家でつくったパンは美味しい。
食べ応えもある。

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