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うどんとそば

老人が老人のフリやめて天丼とざるそば

ちょっと前のこと。久しぶりの外食、といっても目的を持っての外食ではなく、用事を済ませての帰り道で、ちょうど13時過ぎに乗り換えの駅に着いたし、おなかも空いてきたし、という理由での外ごはんだった。
なにを食べたいということもなく、ただ空いていて密になっていない店というのが選ぶ基準だった。選んだのが某麺屋さん。初めて入ったので、うどんか蕎麦か迷ったけれど、両方というのがあったから、頼んだ。うどん対蕎麦の対決だ(孤独のグルメごっこ)。

離れたところでは、おばあちゃんたちが天丼とざるそばのセットを食べている。ワイルドだ。違う方向に目をやると、そこではおじいちゃんも天丼とざるそばのセットを見つめていた。ななんだ、老人パワーは侮れないぞと、背筋が伸びた。
うどんと蕎麦は軟弱な選択だったか。見劣りするではないか。生命力に欠ける食事じゃないか、ね。やや動揺したが、気を取り直して運ばれてくるのを待った。



しばらくすると大層なものが目の前に置かれた。タレというのかダシというのか、それが二つもあるじゃないの。そうか、うどんと蕎麦ではつけるタレがちがうということ? しかし、タレの味は同じだった。わさびかショウガかの違いだけじゃないか、それでいいの?
海原雄山だったら怒り狂うぞ。出だしからクエスチョンマークが飛び交った。そういうときは、うまくコトが運ばないものだ。予想通り、麺屋さんの麺なのにイマイチだった。とくにうどん、腰を出せばいいというものではない。味だ、味がない。タレで食えということか、うーん、まいった。やっぱり、天丼とざるそばにしておけばよかったか・・・まだまだ若造だとじぶんの未熟さを痛感した昼食でありました。

ばあちゃん、じいちゃんが決起したら日本を変えられるような気がする。ほんとうは、パワーがあるのだよ。ばあちゃん、じいちゃんは老いたフリをしているだけだわ。
食欲は、生命力だ! 






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