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風小僧

風小僧残像だけが飛び回る



「子どもは風の子」と、子どもの頃によく言われたけれど、もう死語かな。数十年、耳にしたことがないような気がする。「子どもは風の子」ということばを聞くと『風の又三郎』を思い出したものだ。
今は、「子どもは…何の子」なのだ? かわることばはないのかもしれないな。昭和のことばは消えていくのか。自然消滅(自然淘汰?)。
21世紀の子どもは、エアコンの効いたじぶんの部屋でパソコンを広げ、オリジナルアプリをつくろうとしているか、ゲームをしているか、ユーチューバーに憧れながらYouTubeを観ているか、昭和の子どもには想像もできなかったことをやっているのだろうな。世の中の子どもがぜんぶそうだとはおもわないが、鼻水を垂らして走り回っている子どもを見なくなったのは事実だ。
駄菓子、たこ焼き、コロッケ・・・「買い食い」ということばもすでに消えたかもしれない。ほんとうに時代なんてサササノサッサと変化していく、速度を増している。100年後はどうなっている? この世に、じぶんが存在しないことだけは確かだ。今のうちに風小僧になって遊んでおこう。





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