夏の夜空に轟く花火は、一瞬の清涼剤のようですが、今夏は東日本大震災の影響で、首都圏を中心に花火大会が中止された所も多いようです。
それにしても、花火大会に足が遠のいてしまって、何年になるのでしょうか。
あの人ごみの中に入る勇気のないまま、夜空に広がる花火を見る機会を逸しています。
この春、友人からもらったクサハナビ(草花火)の苗は、花火という華やかなイメージを思い描いていたのですが、じつに素朴な花火でした。
花茎が10センチほど伸びたところに、2センチほどの濃いピンクの花が、午後2時ごろ咲きだします。夕方には萎んでしまう一日花、いえいえ半日花。もしかして、この儚さが花火に例えられるのかも知れません。
また1か月ほど前、別の友人から、メダカの幼魚をもらってきました。それはほとんど水中のごみかと思うほど小さく、とてもこれが成魚になるとは思えず、メダカの育て方もわからないままバケツの中に放っておいたのですが、この1カ月でシラス大に成長!体長の割にはアンバランスな目を両脇に光らせながら元気に泳いでいます。この淀んだ水の中でメダカたちは夏を乗り切ることができるのでしょうか。