鎌倉は、我家から2駅先が最寄駅。
いつも観光客でごった返しているので、桜の季節も紅葉の季節も、そして紫陽花の咲く頃もあえて訪れることを
避けていたので、どうもほんとの見頃には出合っていないような気がします。
晴天が続いた連休の前半、紅葉を見たいけれどちょっと遠出は億劫。ならどこへ・・・やっぱり鎌倉ということで、
今まで行ったことのない大船駅~鎌倉中央公園~葛原岡神社~源氏山~海蔵寺~鎌倉駅を歩いて見ること
にしました。
大船駅から鎌倉中央公園までミニバスがでているようでしたが、待ち時間に20分ほどあったので、歩きだして
しまいました。
鎌倉中央公園は鎌倉市の中央にあって、広大な自然公園なので、入口もいくつもあるようですが、その中の
山崎口を目指して、迷いに迷って所要時間50分ほどかかって到着。
これだったら、おとなしく待ってバスに乗った方がよほど早く着いたことになります。
鎌倉中央公園 湿生花園(初夏のころにはハンゲショウの群生地)辺り
ただ、公園内は訪れている人もまばらで、真っ赤に色付いた楓を一人占めできたのは、幸運。
常緑の中に今にも葉を落としそうな黄葉は、華やかさには欠けても、ゆく季節を思い、心を落ち着かせてくれます。
真っ赤に燃えるような紅葉もあれば、緑色を失いかけて、だんだん色変わりしていく紅葉にも目を奪われます。
公園内をほぼ横断して梶原口にでて、住宅内を歩いてまもなく葛原岡神社の境内に入ります。
やはり源氏山は鎌倉では紅葉のメッカでもあるので、たくさんの人で賑わっていました。
陽だまりでお弁当を食べて、鎌倉七口(鎌倉七切通)のひとつ「化粧坂切通」を通って、海蔵寺に向かいました。
ここは、秋の萩で有名ですが、すっかり短く剪定されていました。
万両が真っ赤な実をたわわにつけて、最後のリンドウでしょうか。健気に小さな花を咲かせていました。
鎌倉駅についたのが、午後1時30分、ほぼ4時間の鎌倉モミジ巡りでした。