週末も鎌倉の天園ハイキングコースを歩きました。朝8時半に北鎌倉明月院の先から鎌倉アルプス
の稜線にでます。山の中は夏を惜しむ蝉しぐれに圧倒されました。
半僧坊の相模湾見晴台 富士山は夏の元気な雲に隠れて
今回は少しルートを変えて、鎌倉きっての紅葉の名所「獅子舞」に下りたのですが、深い楓の谷は、
すっかり夏の太陽を遮断して心地よい風が通り抜けていました。
初秋を感じさせるシュウカイドウとキバナコスモス
横浜山手の神奈川県立近代文学館で絵本作家の「西村繁男の世界展」が開催されていると聞いて、
「やこうれっしゃ」の絵本を懐かしく思い出し、出かけてみました。
この絵本はお話しの文が一切なく、絵はとても細密に書かれており、作者の日常の観察眼が絵の
隅々まで表現されていて、それは楽しかったことを覚えています。
多分、子供たちにとって「やこうれっしゃ」には乗ったことはなく、私でさえもスキーや長野方面
の山に行くときしか乗った経験はないのですが、絵本では上野から金沢まで旅する家族4人を時間を
追って、列車内の様子が描かれています。
上野駅ホームの4人家族 金沢駅に着いた4人、列車の屋根には雪が
この夜行列車という昭和を映した絵本が子供たちにどの程度理解できていたのか、昨日来た娘に
聞いたら「夜行列車に乗るのはあこがれで、いつか乗ってみたいと思っていた」と言っていました。
ほとんどが廃止となってしまった国内の寝台列車、夜行列車は夢となってしまったのですね。