小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

久しぶりに都内へ 「ポンペイ展」

2022-03-16 | ウォーキング

東京上野の東京国立博物館で開催中のポンペイ展の開催期間が1か月を切ってしまったので、先週末、思い切って行ってきました。
このコロナの特別緊急事態やまん延防止等が続いていたので、久しぶりの都内でした。
まず、上野駅公園口がすっかり変っていました。以前は改札口の目の前が東京文化会館だったのに、改札口はだいぶ右側に移動していました。目の前の信号もなくなり、鶯谷方面への道路がなくなり、上野公園まですっかりバリアフリーになっていました。

ポンペイ展のチケットは予約制で、入場人数が制限されています。午後3時半からのものを購入しました。ただし、週末は閉館が6時なのでゆっくり鑑賞できます。


少し早く着いたので、博物館の庭を散策しました。
上野動物園は休園中、双子のパンダもすっかり大きくなっていることでしょう

国立博物館の庭園は池の周りに茶室が点在しています
都会のオアシスはカラスにとってもオアシスなのでしょう。盛んに森の上を旋回していました

ポンペイは、紀元後79年、イタリアのナポリ近郊のヴェスヴィオ山の大規模な噴火による火砕流によって地中に埋没した町で、当時は1万人ぐらいの人が生活していたと言われています。
その町の賑わいを一瞬のうちに封じ込めて埋没したポンペイ。18世紀に始まる発掘で、徐々に遺物が掘り返され、現在でもなお多くは埋没されたままなのだそうです。

日本の弥生時代と同時代に、すでに高度な文明と豊かな暮らし、その2000年前を垣間見ることができました。一瞬のうちに奪われた悲劇と当時のポンペイの繁栄跡、今もなお色あせない日常品や美術品に感激します。

精巧なモザイク
石やガラスの小片を敷き詰めて具体的な図像を描くモザイク


フレスコ画
哲学者と書字板と尖筆を持つ女性詩人


絵の中のパンがそのまま出土した炭化したパン


猛犬注意
家の玄関に敷かれた床モザイク

この厚い火山灰の下に、確かに人々の営みがあったことが伝わってきました
やっぱり一度はポンペイに行ってみたいと思いました

コメント (3)
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