僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
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吹っ切る

2008年01月06日 | ノンジャンル
最近読んだウルフルズトータス松本のインタビュー。
トータスは一見明るくハチャメチャなキャラだけど、実は繊細で考え込むタイプ。
ここ数年、自分のボーカルに自信を深める一方でバンドが自分の望むサウンドを
生み出せないことに苛立ちを感じてた。
でもニューアルバムでは、そんな悩みを感じさせない吹っ切れたサウンドを聴かせてる。
そんな心境の変化を語ったインタビュー。

トータス「(伊藤)銀次さんにプロデュース頼んだ時に『お前はちょっと力入りすぎだ』と。
     『自分の底に沈んでる自分の何かをわざわざねちょーっと持ってきて曲作るのやめ
     ろ』って言われて。『上澄みをすくうぐらいでいい』みたいに言われたんですよ」
渋谷陽一「-ははははは。」
トータス「気功の先生に診てもらって『ちょっと力が入りすぎですね』と同じことを言われて
     ね。だから、『ちょっと考え方を変えてみよう』みたいになって、ライブイベント
     出る時も『俺の歌を聴けー!うわー!』じゃなくて楽に歌っていくと『なんかいい
     なあ、気分いいなあ』みたいな。曲作る時も、こんなに辛気臭く作らなくていいや
     って、面白い曲ができてくるんですよね」
渋谷陽一「そうなると世界が広がってきて、すごく曲が出来る様になってきて。また詞が
     わかりやすくなった。今まで恥かしくて言えなかったことをがんがん言うように
     なったね」
トータス「ちょっとめんどくさくなったんですよね。だから『もう言っちゃえ!』って。
     『40歳だからええやん』みたいな感じがあって、恥かしいようなことを言う
     のが、逆に恥かしくないような感じになったんですよね。」

トータス「・・・長いこと見てるとね、40代ミュージシャンってどっかで吹っ切れるん
     ですか?例えば吉井(和哉)くん40でしょ?僕40でしょ?宮本(浩次)くん
     も同じ年なんですけどね。みんな40ぐらいになるじゃないですか」
渋谷陽一「そういや、みんな吹っ切れてるね。」
トータス「例えば僕は桑田さんが20代の頃から知ってるわけじゃないですか?佐野さんも。
     若い時から40代を経て、50代に向かっていく全部を見てるわけじゃないですか。
     みんな、どっかで変わっていくんですか?」
トータス「なんかみんな同じようにどっかで達観するっていうか、変わっていくのかなあ
     みたいなね」
  (bridge55号より抜粋)

トータスは40になって吹っ切れたって言うけど・・・
ボクは40になって吹っ切れなくなったな。
悩むこと、割切れないこと、受容れられないことが多くなったって言うか。

トータスが悩んだように、ボクも周囲に苛立ち、力入れて仕事してる。
肩の力を抜いて、ほど善く・・・なんて出来ない。

もう少し年取ったら、吹っ切れるのかな?楽になれるのかな?
そうなりたいような・・・なりたくないような・・・。

50になったら達観できてるのかな?どうだろう?
年取ったら楽になれる・・・ってこと事態「幻想」のような気もするけど。

でも、トータスのこのインタビュー読んでウルフルズのニューアルバム
聴いてみたくなった。どんな作品になっているのか?興味がわいてきた。
そのうち・・・聴いてみようかな?

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