僕と猫のブルーズ

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鈴木祥子「NewSingle」レコ発ライブ

2010年05月10日 | 鈴木祥子
昨日は吉祥寺で祥子さんのライブあり。
NewSingle「my Sweet Surrender」レコ発ツアー。
バックは昨年ツアーに引続き「ジャック達+かわいしのぶ」

このシングル、祥子さんらしいメロディ、独特なコトバ使い。素晴らしい。
「名前を呼んで」の明るさ・楽しさは久しくなかったもの。
でも・・・自分が好きな曲か?というと少し違う。
ボクの好きなのは「忘却」「何がしたいの?」「道」「3月のせい」とか
へヴィーなものが多い。アルバムでいえば「鈴木祥子」が一番好き。
ただ祥子さんはそういうへヴィーな処から抜けている。ライブもノリノリ。
ボク自身もその方が楽しいんだけど・・曲はやっぱり重いほうが好き。
ファンっていうかオレが迷惑な奴ですね(^^;)ゞ

朝、ヨモギはおもちゃのボールで遊ぶ。すごい楽しそう。

午後は嫁と近場をお散歩。10匹近くの猫さんと遭遇。
猫さんは嫁には親しげに寄って来たり鳴きかけるがオレが近づくと逃げ出す(TT)
嫁は「そりゃそうだろう。ワタシだって近寄りたくない」と一蹴(^^;

夕方から中央線で吉祥寺に向かう。すごい賑わい。
今回の会場GBは繁華街の中にある。雰囲気は新宿JAMに似ている。
どちらかというとパンク・メタル系のバンドが演るハコかな?

場内は満員。ボクは1Fフロアの後ろの方に陣取る。
開始の案内もなく祥子さんとメンバーが登場。いきなり始まる。
祥子さんはショートカット。カワイイというよりはカッコいい!
黒Tシャツ+ジーンズという祥子さんにしては珍しい装い。
ナンバガの田淵ひさ子さんを思わせる風体。

先ずはビッグスターのカバー。続いて
「そしてなお永遠に」「黒い夜」「依存と支配」「#7シャッフル」
とハードなロックンロールを連発。
そう!こういうハードな重い曲を聴きたかった!いきなり満足(^_^;

ジャック達のオトは重い。何処かメタル風味もあって最高にハード。
特に木原さんのギター。あれは凄い。ナオエさんとは別の意味でカッコいい。
客席はノリノリ。祥子さんも「こんな盛上るなんて!」と大喜び。

祥子さんの弾語りのコーナーでは新曲「名前を呼んで」を演奏。
「名前を呼んで」の歌詞に合わせて客席から「しょうこ~!」の掛け声。
アイドルのコンサートか?っていいつつボクも声掛けました。(゚゜)\バキ☆
ボクはアイドルのファンになったことは全く無いのでこういうのは初体験。
その後はZEPPの「No Quarter」とオフコースの「思いのままに」のカバー。
更には新曲「Sentimental Loveletter」も披露。
この曲の「あなたのいいとこ100でも200でもいってあげる」の部分は好き。
そういえば以前嫁にオレの長所は何?って質問したら
「長所・・無い!!どこをほめろと?」と一刀両断されました。\(T▽T)/

後半新曲の「my Sweet Surrender」が演奏される。
せつないメロディ、CDで聴いたより響く。
「幸福と降伏ー同なじ言葉を気に入ってたい」こういうコトバはこのヒトならこそ。
この曲には、こんな歌詞がある。
「アナタが歌えと云う、のなら、どんな歌でもうたうでしょう」


去年映画「無言歌」を作る際祥子さんは音楽を止めることを考えてたという。
実際「Do You Still Remenver Me?」にはそういう歌詞があるし。
でもジャック達との出会いがまたレコーディングやライブに向かわせた。
音楽を取り戻した。だから現在の祥子さんは楽しそうなんだろう。

続いて新曲「Is my love wrong?」を演奏。
「ねぇ、あたしの愛は間違ってる?」のフレーズが延々続く。これはズンと来た。
そう、このヒトは「マチガイ」や「あやまち」を歌のテーマにする。
「正しさ・楽しさ・優しさ」だけの歌じゃない。だからリアル・・だ。
本編ラストは「シェルター」「完全な愛」のへヴィーな曲連発。
決して盛上がる曲じゃない。ジャック達の演奏に乗り切々と歌う。
刺さった。泣きそうになった。聴きながらいろいろ想った。憶い出した。

あのときは何も知らなかった。不完全な人間だった。
というか穴だらけ、からっぽだった。
愛なんてものは関係なかった。独りだった。

知らないからなくすこともない。傷みもない。関係ないから怖くもない。
でも、知ったから・・怖くなる。
あのときの自分の空虚さが現在(いま)はわかってしまった。
また、あのときが来るのでは?あの、からっぽが蘇るのでは?
ときどき、ずーーーーっと抱えてた下らない感情が悪夢のように襲ってくる。

だけど今独りじゃない。あのときよりは遥かにマシになった。イッパイ手に入れた。
あのときにはかえらない。あそこからは卒業した。もうもどらない。
帰る場所はもう別にある。オレにはHOMEがある。
ライブの途中でなんだが「早く家に帰りたい」何度もそう想った。

アンコールは「HAPPINESS?」「超・強気な女」で盛上がる。
一色さんと木原さんは祥子さんに弄られてうれしそう(^_^;
2回目のアンコールでは祥子さんギンガムチェックのドレスで登場。
場内から「カワイイ」の嬌声。男性ファンもジャック達もうれしそう。
本人はどう思ってるかワカランがやっぱこのヒトは「アイドル」だと思う。

オーラス「恋のショットガン」に掛けて祥子さんは水鉄砲を取り出す。
客席・バンドに水を浴びせかける。みんなうれしそう。爆笑しちゃった!
これは何のライブだ?\(T▽T)/\(T▽T)/

客席は火がついて終わらない。鳴り止まないアンコール。
曲が無いのでもう1度「my Sweet Surrender」を。祥子さんは楽しそう。
あらためて・・・イイ唄だな・・・そう思った。

ライブはここで終わり。いや~楽しかった。
遠くから来ているはずの知合いを探そうかと思ったけどやめた。
挨拶もせず会場を後にする。(失礼<(_ _)>)

一刻も早くウチに帰りたかった。嫁とヨモギの顔を見たかった。
ウチに帰って一息。なんかホッとした。

今回のライブ。ボクの好きな重い曲もあり、アイドルノリもあり楽しめた。
散々文句を云ってたけど最高に楽しめました(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆
やっぱオンガクはアタマでなくココロとカラダで感じるべきですね。

結論:やっぱり祥子さんのオンガクは好きです。降参します(^^;)ゞ


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