僕と猫のブルーズ

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福島南相馬ボランティア記

2015年03月15日 | 東北のためできること
昨日は福島県南相馬にボランティアに行ってきました。
先月、とある旅行会社のボランティアツアーに申し込んだけど人が集まらず中止。
別の団体のツアーも同様の理由で中止。
何とか相馬に行きたくて探しているうちにボランティア団体「援人」のツアーを見つける。
金曜日の夜、東京駅前に集合してワゴンカーで福島に向かう。参加人数10名。
常磐道が開通したこともあって思ったより早く到着。

南相馬にボラに行くのは昨年4月以来。すっかりご無沙汰。スマン<(_ _)>

今回の作業場所は小高区。その前に原町区の津波の被害跡や慰霊碑を見学。
いつも参加の旅行会社ツアーだと原町区の様子はあまり見ない。
原町区は被害が少なかったのかな、と思ってたがトンデモナイ勘違いだった。
土地は荒れ、多くの方が亡くなっている。今回、これを視てよかった。

小高区に入ってボランティアセンターでセンターリーダーの講話を聞く。
南相馬の状態も色々変化があったことを知る。そして作業場所に向かう。
今回はある農家さんのお宅で籾殻の撤去作業。
宅地内に山ほど或る籾殻を除去し除染処置をするための準備作業。
((注)籾殻の除去作業のみで「除染」は行ってません))

ここに住んでいた方は原発事故の影響で避難している。小高区は現在誰も住んでいない。
昼間の帰還は許可されているが、夜間は禁止。放射能線量も決して低くは無い。
((注)1日作業したくらいでは影響の無い数値レベルです))

リーダーの指示のもと、籾殻を集めてトン袋に積んでいく。
最初は元気よく作業できたが、後半はかなりバテた(^_^;
トン袋が重くて運んでいるうちに足腰が痛くなりフラフラ、情けない。
でも、力いっぱい作業ができた。
半日作業して30個近くのトン袋が出来たが、全部は終わらなかった。残念。

作業はメンバー間でお話しながら楽しく出来た。
でも・・南相馬の現状・・正直去年4月来たときより復旧が進んでいるとは思えない。
(あくまでボクが「視た部分」では)
放射能の線量、避難者に対するある部分でのケア不足。課題は多い。
その話をしたときリーダーは悔しそうだった。

帰りは二本松で「浪江焼きそば」をいただく。いつもはSAで食事なので地元のお店で食べるのは嬉しい!
大盛りを頼んだけど食べきれず残してしまった。スミマセン、でも美味しかったよ♪
東京駅に到着して解散。再会を約して別れる。

帰宅後、録画していた「東北Z まちのうた」を見る。
相馬をモチーフにしたくるりの歌「SOMA」についてのドキュメンタリー。
知人のレコード屋さんが大々的にフューチャーされていたのが嬉しかった。
フレスコキクチ、蔵菊地蔵、松川浦、自分が行った場所も沢山出てきた。
ウン、相馬もまた行こう。

福島南相馬・・色んな問題がある。前に進めない部分もあろう(勿論、前に進んだところも)
避難している方の苦しみ、残って暮らしている方の逡巡・・・オレなぞには想像つかない。
でも・・それでも福島はステキだ。良い処が沢山あるし楽しい発見が沢山ある。
行くたびに好きになる。
相馬、南相馬は仙台と並んでオレにとって大切なピンポイントだ。

写真は南相馬の空、サイコーにキレイだ。
また行こう。この空に逢いに行こう。☆

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