僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
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「写真と音楽で伝えたいこと」そして「キヨシローからの伝言」

2016年05月08日 | Art・本・映画
週末の土曜日は2つのイベントに行きました。
1つは日比谷図書文化館で開催された安田菜津紀とタテタカコ「写真と音楽で伝えたいこと」。
シリアと東北の現在についてのトーク&音楽イベント。
もう1つは音楽ライター萩原健太さんによるキヨシローについてのトークイベント。
「キヨシローからの伝言」。

〇「写真と音楽で伝えたいこと」
先ずは安田さんのイベントに参加。この日のイベントは3部構成。
安田さんが撮った写真を映しながら、東北、シリアについて話す。
その後は安田さんとタテさんのトークイベント。
最後はタテさんの弾語りに安田さんが写真を付ける。
http://www.jps.gr.jp/20160507/


東北についての話は陸前高田を中心に311から現在までの話を。
安田さん自身が被災の当事者であること、また安田さんの父上と漁師さんの熱い交流
の話に胸が衝かれる。
「復興が進むことと心が前に進む事と必ずしもイコールじゃない」の話は印象に残った。
また、シリア、ヨルダンの難民キャンプの話は・・・凄まじ過ぎて書き様が無い。
そんな酷い状況で、イスラム国により後藤さんや川栄さんが処刑されたときに
ヨルダンの方やシリアからの難民の方が示した優しさ。
・・・これには声が出なかった。同じことが日本人、オレに出来るだろうか?

タテさんと安田さんのトークは何とも不思議な女子会トーク(^_^;
同じテーマについて話してるのに、それぞれ勝手な方向に走るが着地点は同じ(T▽T)
写真、音楽がこういった大災害の際に果たす役割について、
安田さんが「写真や音楽ではお腹は満たせないし、瓦礫も取り除けない。でも、
表現者はこのモヤモヤした感情とつきあっていかねばならない」と語っていたのが
印象に残った。
最後はタテさんの弾語りに安田さんが様々な写真を付けていく。いわばVJ。
シリア、カンボジア、東北の子供たちがタテさんの曲に重なる。何か胸が熱くなる。
最後は「しあわせのうた」。・・・・来てよかった。

会場を出ると横の日比谷野音から大きな音が聴こえる。今日はキヨシロートリビュート。
当日券があるらしい。一瞬「行こうか」と迷ったが・・・やめた。
今日は、別の形でキヨシローに会うから。ということで青山に向かう。



〇「キヨシローからの伝言」
音楽ライターの萩原健太さんと川崎徹さん(!)がキヨシローの曲を掛けながら、
キヨシローとの想い出、様々なエピソードを語るイベント。
健太さんはキヨシローとはインタビューで数度会った程度でありリスナー目線で語るスタンス。
川崎さんはご自分が書いた小説のキヨシローに関する部分を幾つか朗読していた。


語りの合間に都度RCやソロ、HISの曲が掛かる。「500マイル」が掛かったのは嬉しかった。
色んなレア話や宝物の様なエピソードが聴けた。
ここには書ききれない。いや、書けない。うん、書けないな。
代わりに、健太さんと川崎さんの印象に残ったコメントを幾つか書きます。
2人とも「気を遣う人だ」との印象は共通していた。
〇川崎
「どんなイヤな仕事でもキヨシローは逃げない。チャボとリンコは逃げる。」
 「キヨシローは『自由と愛』を恥かしげも無く言える」
〇健太さん
 「キヨシローはいつも真っ当なことを言っていた」
「キヨシローの根本はずっと変わらなかった」
〇川崎さん
 「キヨシローは死んでいない」

最後は「愛と平和」と「アイ・シャル・ビー・リリースド」が掛けられた。
「愛と平和」は初めて聴く。ストレートなラブソングが真っすぐ胸に刺さる。
そして「アイ・・」は大好きな曲。オリジナルのディランを遙かに超えている。凄すぎる。

貴重な話が色々聴けた。キヨシローが益々好きになった。
今年もトリビュートライブは行けなかった。行かなかった。
でも、アラバキ、このイベントと別の形でキヨシローに触れることができた。
それで十分。それで満足だ。オレは十分「しあわせハッピー」だ。

帰宅して「愛と平和」を早速ダウンロードした。
「愛しているってボクはまだ、まだ言い足りないのさ」って歌詞にグッと来た。
おじちゃんは何度も何度も「愛してマス!」って言ってたのに、まだ足りなかったんだ。
・・・・凄いな・・・。

ヨモちゃん。おじちゃんはやっぱサイコーだねV(^^)


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