僕と猫のブルーズ

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南相馬ボランティア~あれから、はじめたこと

2016年05月15日 | 東北のためできること
週末、会社である部長に対して提案をしたら相手が激昂。
曰く「自分の仕事じゃない」「指示じゃないならやらない」「何をやるか、そっちで決めろ」。
そこからは延々口論、不毛な議論が続く。有意義な意見交換なんて皆無。(T▽T)
彼の言い分も分かる。唯でさえ忙しいのに、仕事を増やしたくないんだろう。
オレも間違ってないが、彼も間違ってない。冷静に話し合えば、落とし所はある筈だ。
でも、そうはならなかった。疲れたぜ(^_^;

金曜日の深夜から福島南相馬にボランティアに向かう。チーム福幸藤桜さんに参加。
今年2回目。10人程度でワゴン車に乗って向かう。
途中6号線を通って原発周辺を通過。そのとき・・線量計の数値が一気に上がった。
そのとき感じたことは・・・決して、忘れまい。


今回のミッションは或るお宅の裏山の竹の伐採。
崖に生えている竹を伐り出し、枝打ちして丸切りしトン袋に積める。
午前中、ボクは竹の伐り出し、枝打ちを中心に作業。
暑くて汗が出てくる。息が出来ず、マスクを外す。午前の作業で既にバテる(^_^;
おまけにオヤツ用に置いておいた飴の袋がいつの間にか、カラスに盗られていた。
恐るべし、福島。ナメたら、いかんぜよ。


お昼休みにこのお宅の御主人一家が差入れに来てくれた。地元のシュークリームを食べて元気が出る。
午後はひたすら枝打ち。パールを上手く扱えず軽く怪我をする。反省。
それからも竹とひたすら格闘。切った竹をどんどんトン袋に詰める。
夕方、ある程度作業が段落した処で終了。終わった後はメンバーで記念写真。
作業中は苦しかったり疲れるが、終わった後は「やった!感」がある。だから、またやれる。

ボラセンに戻って報告してさぁ帰ろうと言う時に一寸したハプニングが。
今日の1日の終わりがこれですかい?恐るべし南相馬(T▽T)

帰りは温泉に漬かって御飯を食べて東京に向かう。
チームメンバーがボランティアや南相馬に係わった経緯を伺う。
「そうした、そうせざるを得なかった」ひとたちのお話。学ぶことが多かった。

窓の外を通り過ぎる空を視ながらリクオの「あれから」を聴く。
「あれから何を終わらせたんだ 僕らは始めたいんだろう」の一節が響いた。


リクオのこの歌を聴きながら、週末の仕事でのいざこざを思い出してた。
「何もしない」のも選択の1つ。決して間違ってない。
オレだって「しないこと」「やりたくないこと」山ほど・・或る。
でも、この日視たもの。6号線、高い線量、人が住まない家、御礼を言ってくれた一家。
これらの事には、311の後、動いたから逢えたのだ。あのまま何もしなかったら絶対、逢えなかった。

何もしなくちゃ、何も動かない、何も変わらない。腐って死んでいくだけだ。
それがたまらなくイヤだった。だから、とりあえず走り出したんだ。
この日、それを改めて確かめる事ができた。行って良かった。

今年は諸事情でボランティア開始が遅れた。
でも、2月の元春仙台ライブ、先月のアラバキと東北にはイッパイ愉しい想いをさせていただいた。
このお礼参りは絶対します。こう見えてもオレは義理堅いんでね。(゚゜)\バキ☆

さ、次回は山元町か、荒浜か。南相馬もまた必ず行くぜ。
な、ヨモちゃん。やるしかないよ、な☆

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