退院話は突然に

お昼ご飯を食べてしばらくの後、主治医のC先生がやってきました。

「経過も良好そうなんで、今退院の許可を出してきました。後でソーシャルワーカーさんや看護師長などいろいろくるかと思いますが、相談して退院の日を決めてください。今日以降いつでも良いので、実際は明日以降という形になると思います。希望の日を言って頂いてその日は行けるとかいけないとかという打ち合わせになると思います。」

との事。


へ？

あ… はい。
わかりました。


と答えたものの、内心では
「このまともに動けないと言ってもいい状態で出しちゃうんだ？」
という驚きなどがグルグルしてました。


会社員なんで退院したら出勤という事も考えなくてはならないんですが…？

と聞いてみると、

「お仕事への復帰はすぐには無理ですね〜。仕事内容にもよりますが、重いものを持ったりという事もあるなら1ヶ月くらいは休んで頂いて… 1月の9日の午後に外来の予約を取りましたので、その後復帰されては？」

との事。

社畜の身としては

「あいつ、早くに退院したのに家でダラダラしやがって！」

などと思われたくないし…


とりあえず、年始の日から出勤して大して動かず過ごすという感じで、9日にはまた休みを貰って病院に行くという感じでしょうか…

1日余分に入院すれば、医療保険で3000円ずつ入ってくるし、奥さんも見舞いは来なきゃいけないけど、世話はしなくても良いという事も無くはないのですが…（笑）

そんなバカなことは言わずに

とりあえず明日の土曜日、退院する事と相成りました。

ただ、

「こんなに痛いのに退院なんですね〜」

と看護師さんと話をしていたら、


さらっと

「そうですね〜。最低でも2ヶ月くらいは痛いみたいですよ。長い人は3ヶ月くらいかな〜（笑顔）」

と言われたのがかなり落ち込みを助長しました💦

白飯だとお粥よりも血糖値が上がるようです

昼前の血糖値は205。
久し振りにインシュリンを4単位注射。




今日のお昼ご飯は
ハンバーグ、トマトソースブロッコリ添え
菜っ葉とベーコンのスープ
糸蒟蒻とキュウリ錦糸卵の酢の物
米飯200gでした。
術後では一番いけてる食事でした。

やっちまった…

先日「入院は人を病人にする」のではないかという事を書きましたが、

今回は

「人間、変な隙間時間を持つとろくな事をしない！」

というお話を…


入院前半の一週間は何の痛みもなく、暇だけは持て余しているという状態でしたので、こう見えて結構お利口な所を発揮して、インターネットを利用してお勉強（真面目なやつ）を結構やっていたんです。

たた、体力を持て余した早い消灯時間などの後はそういう訳にもいかずただのネットサーフィンに（笑）

そちらに関しては、奥さんへのクリスマスプレゼントを選んだり、格安スマホに挑戦してみたり、焚き火や卓上BBQコンロ、その他キャンプ用品などをウロウロしておりました。（まぁこれも「暇な時間だけを与えたら無駄（？）な買い物ばかりが増えていく。」というロクでもない現象の始まりではあるのですが…）


しかし、手術後は一転してまとめて何もできなくなりました。
当日夜なんかは当然全く使い物になりませんし、
翌日もほとんど1日を寝たり起きたりで過ごす感じ
2日目以降は少ししっかりしてくるのですが、少し動いたりするたびに走る激痛もあり、
いろんな管が少しずつ外れてきても、なかなか普通と言える状態ではありません、

ま、考えてみれば、おへその横に縦に5〜7センチほど、その他にも1〜3センチくらいの穴が4つも空いているんだから当たり前といえば当たり前なんですが…
腹腔鏡手術の場合、早ければ4〜5日で仕事に復帰する人もいるという（このスピードはほとんどが婦人科のようです。やはり女性の方が痛みに強いのか？）事を知ってしまうと自分は極度に痛がりなんじゃないか？という疑問も頭をもたげてきたりします。

この術後の生活については本当に千差万別で、先ほどの4日目くらいから出勤という人もいれば、僕のように大腸を切除して病院は1週間以内に退院させられ、
「もう普通の生活に戻らなくてはいけませんか？ まだ、かなり痛んだりするのですが？」
とお医者さんに聞いたら、
「今は入院は最低限しかさせられないけど、普通の生活なんて無理無理。僕なら退位してから1ヶ月は自宅療養しますね。」
と言われたようなケースまで様々なようです。
一体 僕はどの辺に当たるんでしょうか…？

おっと 話が逸れました。

そんな状態で過ごす術後数日、遂に点滴やら痛み止め、ドレンの管も取れて体に何も繋がれなくなった夜、度重なる突然やってくる咳き込みに悶えながら、咳が治れば数分で痛みのない状態にというのを繰り返しておりました。

「何かしていないと耐えられない」

そんな訳のわからない感情が芽生え、

「そうだ、仕事用とプライベート用のiPhoneの連絡先が合体していて多すぎるからプライベート用の連絡先から仕事用の連絡先を抜いてしまおう！」

そう考えた僕は、病棟が寝静まった真夜中、時折襲う咳の間隙をつきながら2000件ほどあったはずの連絡先を削除しました。





いつしか咳も収まり、2〜3時間眠れたでしょうか朝5時半頃に起きてビックリ！

仕事用のiPhoneの連絡先もプライベート用に同期されてしまってすっからかんです💦


さてさて、どうしたものか…



以上、「人間、変な隙間時間を持つとろくな事をしない！」＝「バカに時間を与えるとろくな事をしない」典型的な例をお届けしました。

12月14日 金曜日、

たった2週間弱で日付けと曜日の感覚がボケてきています💦

昨夜は原因不明の突然の咳き込みによる激痛に苛まれほとんど眠れなかったような気がします。

早朝の血糖値は112、手術から後はインシュリンをほとんど打っていませんがまあまあの数値に収まっているようです。

今日の朝ごはんからお粥がご飯に変わりました。



おから
キャベツと人参・コーン（温）
米飯200gとうめびしお
牛乳とデザート
でした。