出雲三成駅は、奥出雲町の代表駅で周囲は比較的大きな集落を形成し、バス路線も乗り入れるなど賑わいを感じられる駅です。構内もかつての終着駅らしく広い構内でした。駅前には整備された国道が並走しています。
市街地は駅前の川を渡ったところにあり、徒歩数分の場所に宿泊施設やショッピングセンターがあります。平成17(2005)年3月に横田町と合併し奥出雲町となりました。若島根県仁多郡奥出雲町三成にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)木次線の駅。
愛称は「大国主命」。『日本書紀』本文によるとスサノオの息子。また『古事記』、『日本書紀』の一書や『新撰姓氏録』によると、スサノオの六世の孫、また『日本書紀』の別の一書には七世の孫などとされている。スサノオの後にスクナビコナと協力して天下を経営し、禁厭、医薬などの道を教え、葦原中国の国作りを完成させる。国土を天孫ニニギに譲って杵築の地に隠退、後に出雲大社の祭神となる。
因幡の白兎の話、根の国訪問の話、ヌナカワヒメへの妻問いの話が『古事記』に、国作り、国譲り等の神話が『古事記』・『日本書紀』に記載されている。『出雲国風土記』においても多くの説話に登場し、例えば意宇郡母里郷(現在の島根県安来市)の条には「越八口」を大穴持命が平定し、その帰りに国譲りの宣言をしたという説話がある。
相対式2面2線のホームを持ち、列車交換設備を有する合築駅舎の地上駅です。中央の見張り台のような2つのガラス張りの塔が目を惹く駅舎です。かつてはもう1線(3番線)あったのですが撤去されました。駅舎は上りホーム側にあり、反対側の下りホームへは備後落合寄りの構内踏切で連絡して2番ホームへはかなり迂回を強いられます。物産館側の交流サロンは事実上待合室として使用されています。
サロン内にはきっぷ売り場、窓口と間違えそうな作りですが出札窓口は駅入口側に設置されています。
駅舎には国道314号沿いにあり、地元奥出雲町の物産販売所「仁多特産市」とコンビニエンスストアのポプラ仁多三成店(24時間営業)が併設されてドライブインのような施設となっています。
POS端末が設置された簡易委託駅であり、「仁多特産市」内の出札窓口にて乗車券類を売っています。出雲三成駅は木次鉄道部の管轄です。
出雲三成駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1 ■木次線 上り 木次・宍道方面
2 ■木次線 下り 出雲横田・備後落合方面
1932年(昭和7年)12月18日 - 木次線が木次駅 - 出雲三成駅間で開業した際に、その終着駅として設置。
1934年(昭和9年)11月20日 - 木次線が当駅から八川駅まで延伸。途中駅となる。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
1990年(平成2年)3月10日 - 無人駅になる。
電報略号 ナリ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度- 142人/日(降車客含まず)
-2009年-
開業年月日 1932年(昭和7年)12月18日
備考 簡易委託駅
POS端末設置
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