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石神井公園駅(しゃくじいこうえんえき)は、東京都練馬区石神井町三丁目にある、西武鉄道池袋線の駅である。駅番号はSI10。
特急ならびに平日朝ラッシュ時に運行される通勤準急を除いた、全旅客営業列車が停車する。終日にわたって当駅発着の列車が設定されている。
石神井公園駅管区をまとめる駅であり、練馬高野台 - 秋津間を管轄している。
駅周辺はかつて道路が狭かったが、北口は駅前広場やバスロータリーに整備され、高級スーパーのクイーンズ伊勢丹も進出した。西武は石神井公園駅エリアを「住んでいてよかった街、住んでみたくなる街」をテーマに再開発の重点地区に位置付けており、同再開発を「西武線沿線のイメージを形成していく上でのシンボルプロジェクト」としている。その一つとして、高架下などを利用した駅ナカ駅チカ商業施設Emio石神井公園(第1期)が2013年秋にオープンした。
南口は商店街の人通りの多い中を車やバスが行き交うが、高架化に伴い駅直下にバスロータリーが整備され、南・北口バスロータリーもそこに統合される。また南口は駅周辺開発の3期として、住宅や店舗などに整備される。
当駅の高架化完了後の現在(2013年)、周辺道路の拡幅や駅前広場の整備などが進んでいる。
池袋線池袋 - 所沢間の途中駅で急行系列車(快速急行・急行・通勤急行)のすべてが停車する駅だが、快速急行と急行が通過する大泉学園駅、急行系列車がすべて通過する秋津駅より乗降人員は少ない。1994年に練馬高野台駅が近隣に開設されて以降減少傾向にあったが、2000年代に入ってからは駅前再開発もあり、転じて増加傾向にある。2010年から2011年までは伸びが止まっていたが、2012年からはまた増加傾向にある。2011年度の減少は東日本大震災の影響だとみられている。
島式ホーム2面4線を有するガラスを多用した近代的デザインの高架駅。
西武池袋線は当駅を境に飯能駅までが複線、練馬駅までが複々線である。そのため複線の大泉学園駅側に引き上げ線を備え、当駅発着の列車も副都心線直通列車を中心に多数設定されている。
ホームはそれぞれ有効長210m、幅員が最大10mである。中央部には冷暖房完備の待合室が設置され、屋根を支える支柱は石神井公園の木々をイメージした意匠となっている。地上階との間には池袋方に階段、所沢方にエスカレーター、中央部にエレベーターが設置されている。改札口は地上階の東西2方向に設けられている。改札内には床に石神井公園の水紋をイメージした意匠が施されており、西口改札脇にはトイレが設置されている。東口切符売場には券売機が3台とICカードチャージ機が1台。定期券発売機も設置されています。東口改札には改札機が5台。有人通路はシースルー式です。西口改札に駅員は常駐せず、インターホンでの対応となります。駅舎の外装は、練馬区内在住在学の小中学・高校の学生を対象としたデザイン画コンテストが行われ、その入賞作品21点からアイデアを抽出して設計された。とくに、駅前広場に面する部位に設けられたアーチ状のモニュメントは、コンテスト最優秀賞作品から採用されたデザインである。
かつては駅舎および改札口が南北両方にある地上駅で、改札内の跨線橋でホームと駅舎を連絡する構造であった。駅の南北を移動するには近接の開かずの踏切として悪名高い踏切を利用する必要があったが、後述の高架化工事に伴い立体交差化され利便性が向上した。今後2015年度を目標に順次店舗などが開設され、南口バスロータリーが高架下まで拡大する計画となっている。
のりば
ホーム 路線 方向 行先
1・2 ■池袋線 下り 所沢・飯能・西武秩父方面
3・4 ■池袋線 上り 練馬・池袋・新木場・渋谷・横浜方面
3番ホームは、2012年ダイヤ改正以降、練馬駅4番ホームおよび西武新宿線各駅の上りホームと同じメロディが使用されている(複々線化に伴い、4番ホーム発列車と区別をつけるため)。
外側の1番・4番ホームは一部の各駅停車や準急、快速などが発着する急行線、内側の2番・3番ホームは各駅停車が発着する緩行線として使い分けている(内側ホームは、特急の通過待ち合わせのため一部急行・通勤急行・準急も発着)。当駅始終着列車は、引き上げ線の関係もあり必ず内側ホームへ入線する。
夜間の3番ホームに1編成が夜間留置され、翌朝の当駅5:18発の各駅停車池袋行に充てられる。
高架化以前は島式ホーム2面3線で、中線は上り(3番ホーム)と下り(2番ホーム)とで共用だった。また4番ホームの北隣に留置線が2本存在し、うち1本が車両留置や上り回送列車の待避に使われていた。練馬駅付近で高架・改良工事が行われていた頃、線路が分断されたため豊島線を終日練馬 - 豊島園間の折り返し運転とし、池袋 - 豊島園間の各駅停車を池袋 - 練馬間の運転としていた時期がある。この際、一部列車を除き練馬 - 当駅間を回送扱いとし、ホーム北側の留置線にて折り返し・待機としていた。
西武池袋線の高架複々線化事業は、当駅を経て大泉学園駅近くまで実施される。1971年の都市計画決定当初は桜台駅から当駅までの高架複々線化とされていた。この当初計画区間のなかでも当駅-練馬高野台駅間の高架化は一番遅れたが、それは東京外環自動車道との交差方法について調整が難航したからである。最終的に鉄道線が高架で走るという形で交差方法が決まったことで、当駅の改良工事などの方針が決定し、また都市計画自体も2005年6月に大泉学園駅付近まで高架化を延長する形に変更されている。
当駅では2007年8月から工事に着手し、まず跨線橋を廃止して仮設地下通路を設け、留置線のスペースを利用して上り線を先に高架2線化した後、出来たスペースで下り1線を高架化して地下通路を廃止、最後にもう1線を高架化するという手順で進められた。
1915年(大正4年)4月15日 - 石神井駅として開業。
1933年(昭和8年)3月1日 - 石神井公園駅に改称。
1960年代 - 駅構造を島式ホーム1面2線から島式ホーム2面3線に変更、跨線橋を開設。
1990年(平成2年)12月23日 - 新駅舎使用開始。
2008年(平成20年)11月22日 - 高架化工事に伴い跨線橋を廃止して仮設地下道に切り替え。
2010年(平成22年)2月7日 - 上り高架ホームの利用を開始、同時に上り地上ホームを廃止。
2011年(平成23年)4月17日 - 下り高架ホームの利用を開始、同時に下り地上ホーム、仮設地下道、定期券販売窓口を廃止。
2012年(平成24年)6月23日 - 下りホーム全面供用開始(1番線使用開始により下り線が1面2線化)。
2013年(平成25年)3月23日 - 西口開設。
所属事業者 西武鉄道
所属路線 ■池袋線
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度- 74,212人/日
-2013年-
開業年月日 1915年(大正4年)4月15日
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