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かしまは、長船首楼型と呼ばれる前部から中部にかけ一層追加したような船型で幅は広く、逆に艦橋構造物は低くなっており、乾舷の高さがひと際強調されたような外観となっています。
艦橋、CIC、機関制御室などは実習員の乗艦を考慮し護衛艦等と比較し広く設計されている。後部に配置された訓練甲板兼ヘリコプター甲板は中部甲板よりも低く、両甲板は「オランダ坂」と称されたような傾斜でつなげられている。
教育訓練設備として、候補生170名を収容可能な実習員講堂が備えられている。
実習員講堂の後部には、ヘリコプター甲板としても使用できる訓練甲板があり、レセプション会場としても使用できるよう引き込み格納式の天幕が備えられている。
練習艦隊の旗艦として、毎年遠洋航海で諸外国を訪問するため、練習艦特有の装備として礼砲を艦橋前部に2門有している。
艦内各公室は一般の艦艇より、「日本国の顔」として公式儀礼を行うのにふさわしい内装上の配慮がなされており、「かとり」同様特別公室を設置している。特別公室は、国家元首級の来賓を想定した内装となっており、「かとり」のものよりグレードが向上している。
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