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ひゅうが型護衛艦いせ ① 海上自衛隊

2021-09-13 07:17:12 | 艦艇(自衛隊・保安庁・その他)

いせ(DDH-182)は、海上自衛隊の護衛艦。ひゅうが型護衛艦の2番艦。艦名は令制国の伊勢国に由来し、戦艦(航空戦艦)伊勢に次いで二代目、海上自衛隊の護衛艦としては初代である。

「いせ」は、中期防衛力整備計画に基づく平成18年度計画13,500トン型ヘリコプター搭載護衛艦2320号艦として、アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド横浜工場で2008年(平成20年)5月30日に起工し、2009年8月21日にアイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド横浜工場で挙行された進水・命名式において、防衛大臣政務官岸信夫により「いせ」と命名された。艦番号は当初DDH-146、建造番号2406号が与えられていたが、艦番号DDH-182、建造番号も2320号に変更されている。1番艦は「ひゅうが」です。

ひゅうが型護衛艦(ひゅうががたごえいかん、JMSDF DDH Hyūga class)は海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦 (DDH)。海上自衛隊が過去に保有した護衛艦の中で全長、排水量共に最大規模の艦型である。


ひゅうが型は、多数の哨戒ヘリコプターを同時に運用できる広大な全通甲板を有するヘリコプター搭載型護衛艦である。

 

 


大きな船体容積と搭載ヘリコプターにより強力な人員・物資の輸送能力も有することから、災害派遣や強襲揚陸などの任務にも従前の戦闘艦より柔軟に運用でき、従来の護衛艦に較べて極めて多用途化されていることが本型の大きな特徴のひとつである。


本型は従来の軽空母や強襲揚陸艦の一部をも上回るほど巨大な船体を持つことから、事実上のヘリ空母として言及されることが多いが、海上自衛隊は第一義的に対潜戦を重視しており、前任のはるな型(43/45DDH)を踏襲して本型も「ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)」に種別している。また、ハリアーのようなSTOVL型の戦闘機を運用する軽空母と比較されることも多いが、防衛省は本型での固定翼機の運用については公式にいかなる発表もしていない。


自衛隊のDDH運用の伝統から、一般的なヘリ空母より個艦装備が充実している。それは垂直発射システム、対潜魚雷発射管、大型大出力のバウソナー、新開発のC4Iシステムと多岐にわたり、艦自身が強力な対潜戦闘を展開することができる。建造中の22DDHが、最低限の自衛火器しか搭載しないとの対照的である。

海上自衛隊が1973年(昭和48年)の就役より運用してきたはるな型の1番艦「はるな」(43DDH)の老朽化が進んだため、後継として代艦建造計画が2000年(平成12年)の中期防閣議にて閣議決定され、3つの船型案が提示された。


従来までのDDHと同様に前部に構造物を持ち、後部を発着甲板とする案
艦橋構造物で前後の甲板を分断し、艦橋の前後にヘリコプター甲板を持たせる案
艦の全長に渡って障害物のない発着甲板を有する全通甲板型とする案
3つの案のうち、当初は第2案が、予想図では無く「イメージ図」という用語を伴って発表された。この図の段階でマストや煙突は右舷側に寄せられており、左舷側には前後の発着甲板をつなぐ大型のシャッターや大きな艦橋が置かれているだけだった。

このため、実際の船型は全通甲板の第3案に内定しており、航空母艦に近い形状で世論の反発を買うことがないように作った図であるとも言われている。

 

 

2003年(平成15年)には、ヘリコプターの同時運用能力を高めるとの理由で、第3案の船型へと改められた予想図が発表された。


1番艦に続き、2005年(平成17年)度予算で2番艦が要求される予定であったが、ミサイル防衛関連に防衛予算全体が圧迫された為この要求は先送りとなり、2006年(平成18年)度予算で要求が行われ、その建造が認められた。


2010年7月20日より第1回海上公試を開始する。
2011年3月16日に就役し、第4護衛隊群第4護衛隊に編入された。定係港は呉。就役後は同基地を拠点として就役訓練が実施された。艦名板は伊勢神宮大宮司:鷹司尚武の揮毫によるもので、木材は宇治橋に使用されていた欅が使用された。
2013年11月8日、フィリピンを襲った台風30号による被害の救援のため、フィリピン国際緊急援助隊が編成され、輸送艦「おおすみ」、補給艦「とわだ」と共に派遣された(「サンカイ(現地語で友達)作戦」)。11月18日に呉を出港、11月22日にレイテ湾に到着、救援物資輸送や医療、防疫活動を実施し、12月20日に帰国した。


2014年6月7日、米国派遣訓練及び環太平洋合同演習(RIMPAC 2014)に参加するため護衛艦「きりしま」とともに呉を出港、各種戦術訓練及びHA/DR(人道支援・災害救済)訓練等を実施し、8月21日、呉に帰港した。
2016年4月12日、インドネシア海軍国際観艦式に参加し、その後4月16日までインドネシア共和国パダン周辺海空域で実施されるインドネシア海軍主催多国間共同訓練「コモド2016」に参加]、17日から19日までは、パダンからボルネオ島西部に至る海空域において米豪海軍とともに日米豪共同海外巡航訓練を実施した 。4月26日にはフィリピンのスービック港に寄港し、29日までフィリピン軍と通信訓練を実施。5月1日から5月12日まで、ブルネイからシンガポールに至る海空域でADMMプラス海洋安全保障実動訓練に参加する。
2017年3月22日、いずも型護衛艦2番艦「かが」就役による編成替えにより、第2護衛隊群第2護衛隊に編入され、定係港が佐世保に転籍。
同年9月11日~9月28日には日本列島南方海域で、空母「ロナルド・レーガン」やイージス艦からなる米海軍との共同訓練を実施(僚艦「あけぼの」「さざなみ」と約一週間ごとに交代)。
同年11月12日、日本海において護衛艦「いなづま」及び「まきなみ」とともに「ロナルド・レーガン」、「ニミッツ」、「セオドア・ルーズベルト」他、艦艇数隻と日米共同訓練を実施した。


2018年3月11日から23日までの間、南シナ海北部から沖縄周辺に至る海空域において米海軍空母「カール・ヴィンソン」他艦艇数隻と日米共同巡航訓練を実施した。
同年6月8日から6月16日までの間、グアム島及び同島周辺海空域において実施される日米印共同訓練(マラバール2018)に参加した。参加部隊は「いせ」の他、護衛艦「ふゆづき」、「すずなみ」、搭載航空機5機、潜水艦「そうりゅう」、P-1哨戒機2機。
「いせ」は引き続き6月27日から8月2日まで実施される環太平洋合同演習(RIMPAC 2018)に参加した。

 

 


同年9月22日、5年ぶりに唐津港に入港した。歓迎式には地元の区長などの関係者らが参加した。
同年12月1日、鹿児島県屋久島の南方を航行中の「いせ」は前日の11月30日にイージス艦「こんごう」から海中に転落し、行方不明になっていた40代の男性1等海曹を発見し救助した。同1曹は1日午前4時ごろ、屋久島の南方約50キロの海上をクーラーボックスのような漂流物にしがみついて漂っていたところを「いせ」の乗組員に発見された。命に別条はなかった。
2019年6月3日から8月21日にかけて豪州クイーンズランド州ショールウォーターベイ演習場及び同周辺海域において実施される米軍との実動訓練(タリスマン・セイバー19)に掃海隊群司令の指揮により参加する。海自からは他に輸送艦「くにさき」、陸上自衛隊からは水陸機動団及び第1ヘリコプター団が参加し、日米共同による着上陸及び陸上戦闘、共同巡航訓練等を実施した。
2020年年7月23日から9月18日にかけて護衛艦「あしがら」とともに令和2年度米国派遣訓練(護衛艦)に参加する(「あしがら」は8月1日に出港)。米海軍の協力を得て、対空戦、対水上戦、対潜戦等の洋上訓練を実施するとともに、8月17日から8月31日の間は、米海軍が主催する多国間共同訓練RIMPAC2020に参加した。9月12日から13日の間はグアム島周辺海空域において日米豪韓共同訓練(パシフィック・ヴァンガード20)を実施した。米海軍からは駆逐艦「バリー」、補給艦「ジョン・エリクソン」、潜水艦、航空機、豪海軍からはフリゲート艦「アランタ」、「スチュアート」、韓国海軍からは駆逐艦「忠武公李舜臣」、「西厓柳成龍」が参加し、対空戦、対水上戦、対潜戦訓練等を実施した。
2021年3月1日から5日にかけて、関東南方からグアム北方の海空域において護衛艦「はるさめ」、「しらぬい」とともに米海軍駆逐艦「ジョン・S・マケイン」、「ベンフォールド」と日米共同訓練を実施した。 同年5月11日から17日にかけて護衛艦「あしがら」、「あさひ」、「こんごう」、輸送艦「おおすみ」、ミサイル艇「おおたか」、「しらたか」、哨戒機、潜水艦とともに東シナ海において日米豪仏共同訓練(ARC21)に参加する。米海軍からはドック型輸送揚陸艦「ニューオリンズ」、豪海軍からはフリゲート「パラマッタ」、仏海軍からは強襲揚陸艦「トネール」、フリゲート「シュルクーフ」参加し、防空訓練、対潜訓練、着上陸訓練を実施する。

 

 


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