苅田駅(かんだえき)は、福岡県京都郡苅田町大字提にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅です。東京の神田と紛らわしいため大正期に一時「かりた駅」と、読みを変更した経緯があります。
苅田町は北九州市の通勤圏のためラッシュ時には多数の利用者が存在する。また2006年(平成18年)3月16日に開港した北九州空港の玄関口として、県と町により駅舎を新築し同年4月22日完成しました。
朝に下関駅と当駅を始点・終点とする列車(1往復)が設定されている(これ以外は途中停車駅)。駅は苅田町の中心駅であり周辺は町中心地である。駅の東側約300mの位置を国道10号が日豊本線と並行しています。
また、苅田港周辺の九州電力苅田発電所などの工場が集積する工業地帯を確認することができる。自動車関連工場の立地が多く、今や工業出荷額は北九州市を凌ぐまでになっています。駅前ロータリー内に「苅田駅」バス停が、駅の東側の国道10号線上に「苅田駅入口」バス停が設置されている。
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。かつては木造駅舎が設置されていたが、現在は駅舎と駅前広場を改良する苅田駅周辺整備事業により近未来的な橋上駅舎となって駅の東西を結ぶ自由通路が設置されています。
この自由通路には公募により「WEロード」という愛称が付けられています。駅東側は2009年12月12日工事が竣工、ペデストリアンデッキも設けられました。西側はほぼ工事が終了、県道などから駅前広場へ通じる道路の新設及び改良工事が引き続き行われています。エレベーターは改札階と上りホームを結ぶものが1基、改札階と下りホームおよび自由通路と東口の共用エレベーターが1基設置されている。ホームは両ホームとも4両分のみ嵩上げされています。
九州交通企画が駅業務を遂行する業務委託駅で、みどりの窓口が設置されています。改札口に改札機は3台。快速停車駅ということでか、LED式の発車案内が設置されています。
のりば
1 ■日豊本線(下り) 行橋・中津・大分方面
2 ■日豊本線 (待避線)
3 ■日豊本線(上り) 小倉・門司港・下関方面
1895年(明治28年)4月1日 - 刈田駅(かんだえき)として九州鉄道(初代)が開設。
1907年(明治40年)
7月1日 - 九州鉄道(初代)が国有化され帝国鉄道庁が所管。
11月 - 苅田駅(かんだえき)に名称変更。
1918年(大正7年)10月16日 - 東京の神田駅と紛らわしいため「かりたえき」に呼称変更。
1959年(昭和34年)10月1日 - 「かんだえき」に呼称再変更。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
2006年(平成18年)
3月16日 - 駅前に北九州空港線用バス停が新設され運行開始。
4月22日 - 駅舎をリニューアル。
2009年(平成21年)
3月1日 - ICカードSUGOCAの利用を開始。
9月30日 - 乗客の減少(マイカーなどの増加)により、駅前より発着していた北九州空港行エアポートバス廃止。
10月1日 - 日豊本線小倉駅~中津駅間ワンマン列車運転に伴い苅田駅に停車する列車も3両編成に限りワンマン化。
2010年(平成22年)
4月20日 - 廃止されていた、北九州空港行バスが、苅田町の助成を受け運行再開。
電報略号 カリ
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 2面3線
乗降人員
-統計年度- 5,529人/日
-2010年度-
開業年月日 1895年(明治28年)4月1日
備考 業務委託駅
みどりの窓口 有
* 1907年に刈田駅から改称。また1918年から1959年までは「かりた」で呼称。
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