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航空自衛隊:U-4多用途支援機
ベースはガルフストリーム IV (Gulfstream IV) です。航空自衛隊で指揮連絡用に使用されていたB-65の後継として、ビジネス機ガルフストリームIVを航空自衛隊仕様に改造した機体で、最新の計器表示システム、航法装置等を装備し、人員や小型物資の輸送、訓練支援等に使用される。またその航続距離を生かして海外への派遣任務にも従事しています。ガルフストリーム IV (Gulfstream IV) は、ガルフストリーム・エアロスペースが開発・製造していた双発ジェットビジネス機。1985年に初飛行、2002年まで生産されました。
双発のジェットビジネス機であり、概要は前作ガルフストリーム IIIと同等のT字尾翼と後退角の主翼を持つ機体である。主翼端にはウイングレットがあり、エンジンは胴体後部に2基装備しています。
開発は1983年より開始された。初飛行は1985年9月11日。ガルフストリーム IIIと全幅は同じであるものの、主翼構造は見直され、複合材の使用により軽量化がなされている。水平尾翼が拡大され、操縦特性が改善された。胴体も1.4m延長され、キャビン容量が拡大している。エンジンは、ロールス・ロイス テイ Mk.611-8 ターボファンエンジンとなり、最大速度がIIIより向上しています。改良型としてIV-SP、G-300、G-350、G-400、G-450が作られている。生産は2002年までで500機が作られました。
航空自衛隊はU-4多用途支援機として、1995年(平成7年)2機が調達され、その後1年に1機のペースで計5機が導入されました。首相などの要人が短距離を移動する際(主に国内間、災害発生時の被災地視察などの際が多い)に、要人輸送の任務に就くこともあえいます。また、2008年に開催された北京オリンピックの際には、福田康夫首相(当時)が同年8月8日に行われた開会式への往来手段としてU-4を使用した。従来、首相の海外訪問の際には北京のような近距離の地域であっても政府専用機が用いられてきたため、U-4が首相の海外訪問に用いられるケースは初めてのことであり、また政府専用機以外の自衛隊機が中国の空港に着陸するケースも、このU-4が初めての事例であったためにメディアから注目されました。現在入間基地の第402飛行隊および総隊司令部飛行隊に配備されています。
全長:26.9m
全幅:23.7m
全高:7.45m
自重:16.1t
エンジン:R&RテイMk.611-8ターボファンエンジン(推力5.5t)2基
航続距離:約7,000km
巡航速度:850km/h
乗員:2名
乗客:約20名
製作 機体:米国ガルフストリーム社 エンジン:英国ロールスロイス社
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