巡視船に配属されている。いわゆる、海猿と呼ばれる海上保安庁潜水士の潜水作業を支援。
海上保安庁潜水士は、海難事故のときに潜水救助を行ったり、犯罪者が海に証拠を捨てたりした際に犯罪の証拠を潜水によって引き揚げ、潜水による海難事故原因の調査を主任務とし、水深40mから45mまでの潜水を行える。 海上保安庁潜水士は全海上保安官1万2000人弱の中のわずか2パーセントほどしかなれない。
海上保安大学校又は海上保安学校を卒業後、巡視船艇で勤務し、一定の現場経験を積んだ海上保安官の中から、本人の希望、身体検査等の選考を経て、潜水研修の研修生として選抜されます(年2回)。なお、研修員は各管区から若干名ずつ選抜されます。研修生に選抜された後、海上保安大学校で約2ヶ月間、寮生活を送りながら潜水研修を受講し、潜水に必要な知識・技術を身に付けます。研修内容は、座学(潜水学、潜水医学等)と潜水実習(スクーバ潜水法、生存者救助法等)から構成されます。潜水研修を修了し、潜水士国家試験に合格すると、「潜水指定船」に配属され潜水士として任命されます。その後は、船艇勤務を行いながら、海難救助にあたります。
さらに、潜水士として一定の経験を積んだ後は、本人の希望と適性により、機動救難士や特殊救難隊員として、より高度な海難救助活動に従事する道もあります。
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