yotchaブログ【ベーシスト、キーボードプレイヤー、ピアノ調律師、よっちゃことフジタヨシコのブログ】

昨日は中学の同級生の家に調律に行きました。
写真部で一緒だった男子なのですが、10年以上前に同窓会で渡した名刺を取っていてくれて、奥様が子供の頃弾いていたもの、現在子供が使うようになったピアノを頼むということだったのですが、30年位ブランクがあって半音の音上げ。
10歳と7歳の男の子が近くでじっと見ているのですが、中央の音階作りのところでギュイーンと一気に半音ずつ上げてると、くすくすって笑うのです。
面白い？って聞いたら、ハワイみたい～だって。
ハワイかぁ…なんかスチールギターみたいな感じだと思ったんでしょうね。
考えてみれば、一般家庭でスライド状に無段階に音が上がる楽器の音を聴く機会はないから、珍しくて面白く感じるんだろうなぁ。
それで、割り振り(音階作り）が終わってオクターブに移行したら、笑わなくなった。
音階作りは4度と5度でやるから、その片側の音が一気に半音上がる感じは音楽的に感じるのだろうけど、オクターブになっちゃうと面白さが減るんだな～、なるほど。。。
しかし、面白い表現するものですね、子供は。
中の構造や調律の過程を喜んで見ている様子に、その好奇心を失わずに楽しんでピアノを続けてくれよ…と、しみじみ思うのでありました。