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In Memory of 坂下秀実

2023-06-27 18:48:25 | stage photos

<2015年5月、和光Mスタ建て替え完成記念、左からヨシコ、まことさん、義見師匠、坂下さん、イリア>

 

 

昨年7月31日に他界された坂下秀実さんの追悼のイヴェント『In Memory of 坂下秀実』、彼の70回目の誕生日である6月22日に二子玉川のジェミニシアターで行われ、私は2曲演奏に参加させて頂きました。

参会についてはFBに投稿しURCが一部分動画もアップしていますが、こちらでは坂下さんとの思い出などを書き残しておきます。

すでに何度か書いてきましたが、私が初めて観たロックコンサートは1972年にURCが主催したフラワー・トラベリン・バンドの帰国コンサート@埼玉会館で、このオープニングアクトが四人囃子と安全バンドでした。

初めて観た四人囃子と安全バンドに強烈なインパクトを感じ、その後長きにわたって多大な影響を受けたわけですが、76年に坂下さんは安全バンドのサポートメンバーとしてブラックモアズ・レインボウの来日ツアーに帯同しており、私はそのステージを観る機会にも恵まれました。

そのツアーの演奏は、4年前に発売された安全バンドの4枚組CD 1972-76 LIVE ANTHOLOGYに収められています。

そんなわけで私にとっては憧れのキーボード奏者であり、その後のPEGMOのステージも観ていますし、一緒に演奏する機会が訪れるなどとは想像していなかったのですが、2000年以降URCのイヴェントで共にステージに立つようになり、ボーカリストのShiori(長沢ヒロさんの次女)のライブサポートを一緒にする機会もあり、近年は和太鼓ロックバンド「鼓絆(COHAN)」との関わりで私は和太鼓塾に参加するようになったのでそのイヴェントへの出演や和太鼓スタジオでのパーティなど数々の場面でご一緒して来ました。

鼓絆のメンバーの中でも坂下さんが特に親しくしていたのはドラマーの高橋まことさん。

お二人は鼓絆登山部を名乗りキャンプや山登りなどを一緒にする仲で、Green ㏌ Blueというユニットを結成してライブ活動するように。
四人囃子の坂下さんが登山?!ってイメージと違ってびっくりだったけど、私も実は丁度その頃、にわか山ガールになって同じ年に富士登山を経験していて、富士山でUFO見たんだよって嬉しそうに話していた坂下さんの柔和な笑顔も忘れられない大切な思い出です。

 

先日のジェミニでは、安全バンド+森園勝敏の「月まで飛んで」でキーボード、四人囃子+中村哲の「空と雲」ではベースを担当したのですが、5月の安全バンド秋田LIVEで1曲Shioriのバックでベースを弾いたとはいえしばらくキーボードかウクレレベース中心だったから、ライブで使ってきたメインのエレキベースでコーラスもしながらステージに立つのは、コロナと癌治療が続いた後で実に3年半ぶり。

ヒロさんのセッティングもお手伝いしながら2つのパートを担当し、「空と雲」は自分は初めての演奏だし実のところプレッシャーは結構ありましたが、無事に終えることが出来たのは坂下さんが守ってくれたんだな~と思います。

安全囃子世代も次々に70代に突入し、身体の不調をなだめながらでモリさんとヒロさんは椅子に座ってのライブだけど、そのいぶし銀のボーカルと演奏は誰にも出来ない深みがあることを改めて感じ、ご一緒出来て実に光栄だった。

そして今後も時に彼らのサポート役をさせて貰えればなにより嬉しい、そのためにも私はさらにもう少し元気を蓄え演奏活動を続けて行きたいと改めて思いました!

坂下さん、これからも私たちを見守っていて下さいね。

<2015年11月、URC45周年記念祭>

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