アル・パチーノとジーン・ハックマンが共演し、ヒッチハイクでアメリカを旅する2人の男の友情
を描いたアメリカン・ニューシネマの名作。南カリフォルニアの人里離れた路上で出会った短気な
男マックスと陽気な青年ライオン。6年の刑期を終えて出所したばかりのマックスは洗車店を始める
べくピッツバーグへ、5年間の船乗り生活を終えたライオンは一度も会ったことのない我が子に会う
ためデトロイトを目指していた。正反対な性格の2人は出会ってすぐに意気投合し、一緒に行動する
ことになるが……
ゴツくて、長身でまだ髪の豊富な暴れん坊で味方が居ない孤独なジーン・ハックマンと背が低くて
お調子者で皆から好かれるアル・パチーノがコンビを組むロードムービー
ケアクロウとはカカシのことであり、アルパチーノの演じるライオンは「カラスはカカシを笑って
いるんだ。だからカラスは畑を襲わないんだ。」と語る。相棒のジーンハックマン演じるマックス
は頭に血が昇りやすい性格で、いつもいざこざを起こす。そんなマックスにライオンは「お前も
カカシになるんだ。」と言うがマックスは変われるのか?
終盤にかけてどんどん辛くなっていくが、ラストはどこかユーモラスで温まる・・・
正反対に見えた2人ホントは似たもの同士ささやかな幸せを求めても簡単にうまくは行かない悲し
さも、固い友情で結ばれた2人の男に涙する 傑作ですね
彼らの素敵なところは互いを補い合っているところだと思う ☆☆☆★