今日(7月4日)は、「梨の日」
「な(7)し(4)」の語呂合せ。
7月に入ると、ハウスで育てられた梨他早く獲れる赤ナシなどの出荷が始まる。
暑い夏の日に食べる果物の代表といえばスイカとナシではないか。冷やしたナシの、サクッとした食感。果実の90%近くが水分であり、暑い時期に梨を口にした時の清涼感と爽快な甘さは格別で、私の好きな果物だ。
ナシはバラ科ナシ属のくだもので、日本ナシ、中国ナシ、西洋ナシに分類される。
日本梨は中国の中北部に原生するヤマナシから改良されたとする説と、日本原産のヤマナシを基本とする説がある。
日本では弥生時代の登呂遺跡から炭化したナシの種子が発見されており、ナシ栽培の記録は、『日本書紀』(720年)の持統天皇の章に、「7年3月丙午、詔して天下をして桑、紵、梨、栗、蕪菁等の草木を勧め植え、以って五穀を助けしむ」とあるなど、 果樹のなかでは栽培のもっとも古いもののひとつである。鎌倉時代や室町時代には日常的に食べられる果物となり、江戸時代に入ると全国各地で盛んに品種の改良が行われ、早生から晩生まで100に近い品種が作られたという。日本の気候風土によく合い、九州から北海道まで栽培されている。
品種改良が最も進んだのは明治時代以降で20世紀初めから、1970年代までは青ナシの「二十世紀」や赤ナシの「長十郎」などの品種が主体であったが、今は「豊水」や「幸水」などみずみずしい品種に人気があり、これらが店先を占めるようになった。
そういえば、私らが子供の頃、梨と言えば、二十世紀や長十郎だったね~。特に二十世紀は、独特の風味やきれいな外観から長い間人気があった。しかし、21世紀になって、20世紀と言われると・・・ちょっと、一時代前のものって感じはするね。しかし、今でも、幸水、豊水に次いで根強い人気があるらしい。
ところで、演劇界、特に、歌舞伎役者の世界は、「梨園(りえん)」と言われているよね。 この語源は、中国・唐の時代、あの絶世の美女楊貴妃(719-756)の愛に溺(おぼ)れ国を滅ぼしたという、玄宗皇帝(685-762)は音楽や舞踏の愛好家で、自ら舞楽を教えていた。そして、その教えていた場所が、宮廷の梨畑だったのだそうだ。
梨は古来漢方では薬効のある果物とされており、利尿作用や解熱作用、のどの渇きや痛みを癒す作用があり、夏バテを回復するには、梨に含まれるアスパラギン酸が役立つと言う。消化促進の効果もあるので、食後のデザートにピッタリとか・・・夏の食べ物としては良いですね。
(画像は梨「豊水」)
参考:
今週の花 ナシ
http://www010.upp.so-net.ne.jp/pha/flo0304nashi.htm
梨の栄養について(川崎市フルーツパーク)
http://www.gogo-kudamono.jp/peardietetics.html
「な(7)し(4)」の語呂合せ。
7月に入ると、ハウスで育てられた梨他早く獲れる赤ナシなどの出荷が始まる。
暑い夏の日に食べる果物の代表といえばスイカとナシではないか。冷やしたナシの、サクッとした食感。果実の90%近くが水分であり、暑い時期に梨を口にした時の清涼感と爽快な甘さは格別で、私の好きな果物だ。
ナシはバラ科ナシ属のくだもので、日本ナシ、中国ナシ、西洋ナシに分類される。
日本梨は中国の中北部に原生するヤマナシから改良されたとする説と、日本原産のヤマナシを基本とする説がある。
日本では弥生時代の登呂遺跡から炭化したナシの種子が発見されており、ナシ栽培の記録は、『日本書紀』(720年)の持統天皇の章に、「7年3月丙午、詔して天下をして桑、紵、梨、栗、蕪菁等の草木を勧め植え、以って五穀を助けしむ」とあるなど、 果樹のなかでは栽培のもっとも古いもののひとつである。鎌倉時代や室町時代には日常的に食べられる果物となり、江戸時代に入ると全国各地で盛んに品種の改良が行われ、早生から晩生まで100に近い品種が作られたという。日本の気候風土によく合い、九州から北海道まで栽培されている。
品種改良が最も進んだのは明治時代以降で20世紀初めから、1970年代までは青ナシの「二十世紀」や赤ナシの「長十郎」などの品種が主体であったが、今は「豊水」や「幸水」などみずみずしい品種に人気があり、これらが店先を占めるようになった。
そういえば、私らが子供の頃、梨と言えば、二十世紀や長十郎だったね~。特に二十世紀は、独特の風味やきれいな外観から長い間人気があった。しかし、21世紀になって、20世紀と言われると・・・ちょっと、一時代前のものって感じはするね。しかし、今でも、幸水、豊水に次いで根強い人気があるらしい。
ところで、演劇界、特に、歌舞伎役者の世界は、「梨園(りえん)」と言われているよね。 この語源は、中国・唐の時代、あの絶世の美女楊貴妃(719-756)の愛に溺(おぼ)れ国を滅ぼしたという、玄宗皇帝(685-762)は音楽や舞踏の愛好家で、自ら舞楽を教えていた。そして、その教えていた場所が、宮廷の梨畑だったのだそうだ。
梨は古来漢方では薬効のある果物とされており、利尿作用や解熱作用、のどの渇きや痛みを癒す作用があり、夏バテを回復するには、梨に含まれるアスパラギン酸が役立つと言う。消化促進の効果もあるので、食後のデザートにピッタリとか・・・夏の食べ物としては良いですね。
(画像は梨「豊水」)
参考:
今週の花 ナシ
http://www010.upp.so-net.ne.jp/pha/flo0304nashi.htm
梨の栄養について(川崎市フルーツパーク)
http://www.gogo-kudamono.jp/peardietetics.html