今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

劇画の日

2005-07-24 | 記念日
今日(7月24日)は「劇画の日」。
1964年(昭和39年)に長井勝一氏によって設立された青林堂が貸本などを出版して得た資金を元に劇画雑誌「ガロ」を創刊。白土三平の「カムイ伝」をはじめ、水木しげる、つげ義春等が登場し、大人向けの劇画ブームの拠点になり、以来、数多くの個性的な才能を輩出したが、長井氏の死去に伴い同誌も衰退。1997年には休刊となる。その後、1998年に復刊するものの再々休刊。しかし再び1999年12月から新生『ガロ』となって復活。現在に至っている。
「カムイ伝」は、それまでの漫画が小説に比べてストーリー性が希薄であったのに対し、小説・劇画を超えた漫画として高く評価され、それまで評価が低かった漫画に新しいジャンルを拓き、時代小説に比しても遜色ない漫画路線の礎を築いた。
そういえば私も大人になってからも、漫画を夢中になって読んだ頃があったな~。ゴルゴ13、子連れ狼、御用牙、それに、白土三平のカムイ外伝等々。『カムイ伝」は人から借りて読んだが他のものは買って読んだ。これらは皆シリーズもので、沢山のマンガ本を量が多いので、読んだ後はダンボールにつめて置いていたよ。それが、約30数年前、今の家へ引っ越してきたとき、新しい家に新しい大きな本箱も設置したので、そこに入るだけの本にしようと、歴史本やお気に入りの小説だけを選び他の本はすべて人にあげてしまった。新築した家へ越してきて、ゆっくりと本の整理をすると、白土三平の「カムイ外伝「全冊」がないのである。そういえば、本を整理するときに、もう、漫画はいらないと言って中身も改めずにすべてダンボールにつめたまま漫画好きの人にあげてしまった。自分では、漫画の中で、この白土三平の「カムイ外伝」だけは特にお気に入りだったので、これだけはもってくる積りであったのだが・・・。引越し作業でバタバタし、近所の人も大勢手伝いに来てくれていたので、つい、取り出しておくのを忘れていたのである。今日このブログを書いていて、悔しい思いをしたのを思い出した。
因みに、1989(平成元)年2月9日が 漫画家・手塚治虫の命日にあたることから、漫画本専門古書店「まんだらけ」が「漫画の日」に制定。
私のブログでも取り上げたので、興味のある方は見てください。ここです。
(画像は、ジェネオン エンタテインメントで売り出されたビデオ「 忍風カムイ外伝」)
参考:
月刊漫画ガロ
http://www.freefactory.net/~nagai/garo.html
小学館:白土三平 画業50年記念出版 決定版カムイ伝全集全38巻
http://www.shogakukan.co.jp/kamui/