山本洋三「発声法」全文
半紙
発声法
ぼくらは
学ばねばならぬ
水がほしい
と言うときの
単純な
発声法を
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詩集「夕日のように」の最後に載せた詩。
1980年頃、青山高校に勤務しているころ作ったものですが
この詩は、ぼくの詩にしては強いメッセージが込められているようです。
「今」ほんとうに必要なのは、「発声法」なのかもしれません。
といって、画一的な「発声法」があるわけじゃない。
ぼくらひとりひとりが、自分なりの「発声法」を見つけなきゃいけないんだ。
そう思っています。