きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ME AND MY GIRL(Aパターン)」(宝塚月組)

2013年05月18日 | 宝塚(月組)


5月18日(土)16時半の回のキャストは【Aパターン】です。
ジャクリーン・カーストン(ジャッキー)= 凪七瑠海
ジェラルド・ボリングボーク = 美弥るりか
セドリック・パーチェスター = 星条海斗
チャールズ・ヘザーセット = 沙央くらま

まさおのビルは、すごく真面目な人が
頑張って崩しているのが見えて、痛々しい。
登場場面が正視するのがちょっと辛かった。
下町の「品がない」男の子、ではなく
言葉は足りないけど「馬鹿」系統で
これは違うんじゃないか感があった。
サリーを後ろから抱きしめたりの真面目な場面や
貴族になってからは良いので
本質的に貴公子系の子なんだろうな。
殻を破りきれなかったかんじ。
単純なシンデレラストーリーで
「英国」らしさはあまりないビルだった。
健闘はしていたと思うよ。
ちゃぴサリーとラブラブなのは良いね。

ちゃぴのサリーはいじらしい。
身分違いで身を引かなければならない
それがビルの幸せになること、
というのをよく理解し、実行しようとしている。
そういう理性的な部分があるからこそ、
ビルへの愛がいっそう際だつ。

マリアとジョン卿がちょいと地味な気がするけど、
バランスはいいかな。
この2人でやるしかないし。
すーちゃん、もうちょい老けメイクでもイイかも。
組長はダンディだけど、もう少し英国らしい
もったいぶった慇懃さが欲しいかなあ。

カチャは、歌と芝居とダンスは
もうちょっとやってくれると思ったんだけどな。
ソロの歌が息切れ気味。
でも時々超可愛い!
宙組にいたときは小柄だと思っていたけど
まさちゃぴみやるりの中にはいると
意外と大柄に思う。
特に肩幅。
宙組、どんだけデカいのを揃えていたんだ。
みやるりはいかにも育ちの良い坊ちゃん。
2幕登場時は
「明日から勇ましく生きるの」
「では僕は可愛く生きよう」
みたいなことを言ってて微笑ましかった。
コマちゃんもひっそりおかしい。

マギーパーチェスターは
Aパターン最終回ということもあり大暴走。
博多座の比じゃない。
長身イケメンなだけに可笑しすぎる。
図書室ではスカーフを取って
振り回しながら踊っていました。

としちゃんゆりやゆうきは無駄遣いすぎだなあ。
5年前の大劇場公演ではもりえちゃんがボブだから
仕方がないっていえば仕方がないのかな。

下ネタをいつもより増量してるけど
客を掴みきれてないかなあ。
ただお子様がとても受けていて
その笑い声に会場がつられて笑っちゃったり
微笑ましい雰囲気は漂っていたな。


まあ、なにはともあれ
ハッピーエンドはいいね!!
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「ベルサイユのばら -フェルゼン編-(宝塚大劇場)」宝塚雪組

2013年05月18日 | 宝塚(雪組)
9時半に伊丹空港に到着するはずが
飛行機がまさかの一時間遅れ!
10時40分にタクシーに乗って
劇場に到着したのは11時。
初舞台生の口上をロビーのモニターで見て、
「ご覧なさい」で席に滑り込みました。
おかげで、えりたんの開幕挨拶に感涙する暇がなかったわ。
でも芝居には間に合った!良かった!


月組ベルばらは、みんな正論を一方的に
ドヤ顔で述べあうだけだったんで、
軽くイラッとするときがあったけど
雪組の方は他人を思い合っているのがよくわかる。
フェルゼンやアントワネットがオスカルに向かい
「あなたは女じゃない」と言うのも
苦しい恋ゆえに、というのがわかるな。
役者の年季も違うし。
みんな芝居が深い。
シンジ君がいなくてもなぜだか納得できる。
ラストの断頭台は、やっぱり感動だな。

ドSな雰囲気でもフェルゼンが成立するのが不思議。
それにしてもえりたんは鞭が似合う。
あれほどの男が断頭台に向かう王妃を止められないからこそ、
感動なんだわ

あゆちゃんは出番が少ないけど、見せ場はたっぷり。
泣いちゃった。
ちぎカルは女であることや、
王家への忠誠などに悩み苦しむ姿が切ない。
芝居ではあっという間に今宵一夜だけど、
そこに至る気持ちの流れはしっかり見えた。
まつドレの包容力に萌え。

ともみんジェロが超熱血だけど気品があり出番もある。
アランは彩風だっけか?埋もれすぎ。

せしこは細いなー。
月組はなつこちゃんだったからさあ・・・


初舞台生の元気いっぱいのロケットにも泣けたわ。
新しい時代、希望を感じる。


そうそう、お久しぶりのチャル様の声があまり明瞭じゃなかった。
お風邪かしら。
記憶よりちょっとふっくらされた気がする。


月組も雪組も植田&鈴木だけど、
「少しでも早く」と言うところがあるから
鈴木色が濃いのかな


旧版のレミゼに詳しくないんで
新版は盆が回らないという声にいまいちピンと来なかったんだけど、
フェルゼンとアントワネットの逢い引きは小舟を回せよー、
って気持ちと似ているのかしらと思いました。

星組時代に作られたアンドゥトロワもあったけど
寒いお笑い場面が無くて良かったわ。


フェルゼン:壮 一帆
マリー・アントワネット:愛加 あゆ
オスカル:早霧 せいな
アンドレ:未涼 亜希
メルシー伯爵:汝鳥 伶
ルイ16世:磯野 千尋
ブイエ将軍:箙 かおる
ジャルジェ夫人:梨花 ますみ
プロバンス伯爵:奏乃 はると
ジェローデル:夢乃 聖夏
ロザリー:早花 まこ
ランベスク公爵、アルマン:鳳翔 大
オルタンス:大湖 せしる
ジェファソン:蓮城 まこと
シャロン:香綾 しずる
ベルナール:彩凪 翔
ソフィア:夢華 あみ
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