きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「マラーホフの贈り物 ファイナル!」Bプロ

2013年05月26日 | バレエ・ダンス
第一部
「シンデレラ」
振付:ウラジーミル・マラーホフ 音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
ヤーナ・サレンコ、ウラジーミル・マラーホフ


夢見心地、甘々な雰囲気で素敵。
なんか、マラーホフの体型が
初日よりすっきりしたような・・・。
見慣れたから?


「椿姫」より第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:フレデリック・ショパン
マリア・アイシュヴァルト、マライン・ラドメーカー


この二人はやっぱりコンテより芝居ものだよねー!
演技と芸術性!素敵!
華やかな高級娼婦、でも自身の年齢と病気の蔭にかすかに脅え
若い恋人に対し最初は余裕で相手をしていたのに
いつしか情熱的な愛に引きずり込まれる。
アイシュヴァルトの演技は明確でわかりやすいな。


「ジュエルズ」より"ダイヤモンド"
振付:ジョージ・バランシン 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
オリガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン


スミルノワは演技が入るより
こういう無機的な踊りの方がいいかも、
と思ったのもほんの最初だけ。
この二人がこれを踊るのには
格が全然足りない。
ただただ長いだけで眠くなった。


「レ・ブルジョワ」
振付:ヴェン・ファン・コーウェンベルク 音楽:ジャック・ブレル
ディヌ・タマズラカル


今日も良かった、楽しかった。
台詞が聞こえてきそうだった。


「ライト・レイン」
振付:ジェラルド・アルピノ 音楽:ダグ・アダムズ
ルシア・ラカッラ、マーロン・ディノ


以前(02年とか08年とか)はシリル・ピエールだったんだな。
その時も思ったけど、ラカッラの長い手足には合う。
光と雨、じゃなくて、光の雨、に見えた。


第2部
「バレエ・インペリアル」
振付:ジョージ・バランシン 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
ヤーナ・サレンコ、ウラジーミル・マラーホフ
東京バレエ団


何回か見ているけど面白味がイマイチわからないんだよなー。
でも、マラーホフの格調高い気品を堪能するには適している。
でも、眠いわー。
東バソリストは、奈良さん高木さん乾さん宮本くん梅澤くんかな?


第三部
「ロミオとジュリエット」より第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・クランコ 音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
マリア・アイシュヴァルト、マライン・ラドメーカー


ドラマティックで初恋のドキドキ感満載。
ただバレフェス等でも見てるから、
この辺で二人のチュチュ物が見たかった。
キャンセルになった白鳥でも、
二人の持ち役でもある眠りとかさ。
他の出演者との兼ね合いや
アイシュヴァルトの体調もあるんだろうけど。
ラドメイカーはハンサムで芝居も上手いけど
もうちょっと芸術面をきっちり詰めてたところを
見せてくれないかなあ、と思うときがあるんだな。
情熱を表すだけでなくね。


「タランテラ」
振付:ジョージ・バランシン 音楽:ルイス・モロー・ゴットシャルク
ヤーナ・サレンコ、ディヌ・タマズラカル

若手技術枠。
爽快だった。


「椿姫」より第2幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:フレデリック・ショパン
ピアノ:青柳 晋
ルシア・ラカッラ、マーロン・ディノ


Aプロほどのドラマはないかな。
ディノの若さが悪い方に出ちゃった?
ただのラブラブカップルがまったり過ごしているだけ。
*ディノが若いと思うのは舞台を見ての判断です。
 実年齢がそれほど若くなかったらごめんなさい。
 でもピエールよりは若いよね。たぶん。


「白鳥の湖」より"黒鳥のパ・ド・ドゥ"
振付:マリウス・プティパ 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
オリガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン


スミルノワはAプロより艶やかで、
そこは良かったんだけど
音に追われて腕の動きが雑になってしまったように見えた。
課題は山積みだな。
今後に期待。
チュージンは変わらず端正


「ヴォヤージュ」
振付::レナート・ツァネラ 音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
ウラジーミル・マラーホフ

旅の終着点になるかと思ったけど
「まだ旅は続く」だった。
まだ先に進むんだな。
ラストを感じて泣くかと思ったけど
逆に、なんだか、未来に進む希望を見て
勇気をもらった感じだ。
彼もファンも年齢を重ねてきたけど
無駄な過去はないんだ。


カーテンコールの吊り物には
「またお会いしましょう」って書いてあった。
まだNBS主催公演に出演するのかな。
別会社に移るとか無いかなあ。


ルグリガラもだったけど、
今回もプログラムのバランスが悪かったなあ。
誰が組むんだろう。
ボリショイ組のダイヤは誰が許可したんだろう。
それぞれのレパートリーは不明だけど、
ボリショイ組がロミジュリで、
シュトッツガルト組がダイヤの方が合いそう。
なんで椿姫があんなにあるんだとかとか。
いっそ椿姫全幕を幕ごとの役替わりで上演しちゃえばいいのに。
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「モンテ・クリスト伯/Amour de 99!!-99年の愛-(2回目)」宝塚宙組

2013年05月26日 | 宝塚(宙組)
芝居はやっぱり後半が駆け足。
前半がすごく盛り上がって
「キャプテーーーン・ダンテス!」
とか
「罠に-、罠に嵌めてやるー!」
とか
直接的すぎる歌もテンションが高くて
これからの復讐にワクワクするのに
いざとなると、あっという間に終わって
れーれのいきなりの告白で翻心して
なんじゃそりゃ!の気持ちがぬぐえない。
復讐はもっとドロドロと!!!
と思うけど、スミレコード的には仕方が無いのかな。
でもスミレコードは無いに等しいダーイシだしさー。
ダンテスが髪を切って髭を剃ると
あっという間に皆が真実を悟る、というのも
仕方がないけど、もっとなー、と思う。
でも無理矢理のハッピーエンドは
もうこれでいいぞ!という気持ちにはなる。
キタロウとカイちゃんが儲け役だなあ。

ショー。
2階B席でもセンターからだと群舞が綺麗に見える。
スパニッシュの群舞も赤い薔薇にみえた。

どの場面を入れるかは劇団判断もあると思うけど
青い衣装の場面と金の衣装場面、
2場面も総踊り系だと単調になっちゃうな。

テルの脚はダンサーの肉付きとは違うけど、
まっすぐで美しいわ。

まなととみりおんの相性がいいな、
と思ったけど「コードヒーロー」で組んでたな。
ふたりとも好きだけど、
やっぱり宝塚だからトップコンビには
がっつり組んで欲しいなあ。


公演デザート。
公演限定デザート「モンテ・クリームストロベリー」
モンテ・クリスト伯の燃えるような復讐の炎を
真っ赤なストロベリーでイメージしたデザートです。
チョコレートムースにストロベリーケーキ、
イチゴの果肉たっぷりのソースにホイップを添えて。


甘さ抑え目のチョコムースに苺の果肉が入ったソースがマッチ。
美味い。
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