芝居。
親友と思っていた男に陥れられ
名誉も恋人も奪われ投獄されたダンテス。
やがて脱獄し、復讐を始める。
オープニングから船上までの流れは痛快で
登場人物の捌き方も綺麗で
ワクワクの冒険痛快劇が始まるぜ!
と思ったけど、
だんだん尺が足りなくなってきて
最後は無理矢理終わらせた感があった。
最後まで明快に走って欲しかったなあ。
ダーイシ作品につきものの説明役とはいえ、
現代の演劇部の登場で話の流れが止まるのがイヤだな。
(役者は頑張っているんだけど)
復讐がなんだかあっさり。
説明台詞でなく、もっと激しく!
と、思うけど、すみれコード的にはダメかなあ。
最後、てっきりメルセデスは撃れたと思いました。
でもあそこで彼女が死んだら谷ワールドか。
息子の決闘に綺麗なお洋服でいらっしゃって、
(ラストシーンのためだとはわかっているけどさ)
重要な告白はもちっと前にしてもいいと思う。
芝居の盛り上げのためにあそこで、
というのはわかるんだけど、
それならもっと見せ場をきちんと作って、と思っちゃうんだ。
ほんと、最後15分ぐらいの駆け足が勿体ない。
まあ、ダーイシらしい御都合主義といえば
それが作風だしな。
テルは、髭とそうじゃないときの落差が激しい。
もっと髭が続くかと思っていたけど
それほどではなく残念。
復讐の鬼の部分は迫力があったよ。
みりおんは人妻になったときは綺麗だわ。
ともちん、まなと、ちーちゃんが悪役3人衆。
動機の説明とダンテスを陥れるところが良かっただけに
それぞれの結末をもっとクッキリ見たかったな。
ともちんとまなとが並ぶと、
ともちんの巨大感が薄れるね。
キタロウが可愛いかったなー。
ショーはTCAの簡易版みたいなかんじ。
聞き覚えのある曲のオンパレードでウキウキ。
懐かしい方々の写真にワクワク。
テルのおみ足は素晴らしくお美しゅうございました。
キタロウがハイテンションで銀橋を渡ってた。
名作の再現ありきだから仕方がないんだけど、
テルみりには、もっとガッツリ組んで欲しいなあ。
みりおんはそつなく上手いんだけど、
娘1!!ってスペシャル感に欠けるんだよね。
トップと組むことで磨かれる部分があるんだから
セット売りを積極的にして欲しいな。
ショーでは、出番的には ともちん<まなと で、
パレードは ともちん>まなと だったかな。
追いつかれ気味のともちんと、
お膳立てされても抜かせないまなとが
激しいデッドヒートを繰り広げている中、
トップ争いの資格も必要もないキタロウが
のびのび自由に舞台にいるかんじ。
運の良さも実力のうちだよね。
ちーちゃんは痩せたせいなのか、
顔が長くなった気がする。
指揮、芝居は寺嶋先生、ショーは御崎先生でした。
公演デザートは次回ね。