きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「エレクション」(香港電影天堂 最終章)

2015年05月03日 | 映画
香港の犯罪組織は世襲が多い中、
ある組織は会長を幹部による選挙で決める。
次期会長候補は二人。
理性的で穏やかで義に厚い男か、
底が浅く暴力的だが商売の上手い男か。
組織内の心理的な駆け引き、
そして、会長の証「竜頭棍」の争奪戦が始まる。

単純に二人の対立だけでなく、
味方の敵とかなんとかに加え、
内紛を阻止するため勢力を均衡化しようとする警察の思惑も入り
八つ巴ぐらいの話が展開され
登場人物の立ち位置の把握に一苦労。

息詰まる心理戦と
「ブツ」を取り合う肉弾戦のバランスが良かった。

陰謀は夜に展開し、
決着がついたあとの明るい昼間。
明るい未来が来るかと思ったら、
そこはやっぱり香港映画だった。
あそこでもう一捻りが来るとはなあ。
逃げない息子も「彼」と同じ道に入るんだろうなあ。

最近よく見るニック・チョンがまだ若かった。
頭の悪い暴力男をカーフェイが好演。
上手い人だよなあ。
感心しつつ「大英雄」の笑顔が蘇り困惑。
辛いわ~。
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「シンデレラ」ウィリス&マッケイ/バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

2015年05月03日 | バレエ・ダンス
一幕はシンデレラが変身して馬車に乗るまで。
セットが左右に捌けると馬車がドドーンと登場。
多少のパーツ組み立て有り。
トカゲは馬車前方に二人、蛙は馬車後方に一人。

春夏秋冬の妖精の後の群舞がキラキラ衣装で
眩くて夢夢しくてすごく良かった。

二幕は舞踏会。
王子の友人と踊る女性四人は一幕の妖精?
仙女が宮廷を洗脳しようと潜り込ませた?
時計の歯車のセットも良かった。

三幕は王子がシンデレラを見つけ、ハッピーエンドまで。

ガラスの靴はお母さんの形見?
それを貧しい老婆が裸足なのを見て、
「お母さんいいよね?」と考えた後に差し出す。
仙女になった老婆はシンデレラから履かせてもらった靴を見せる。
彼女は母でもあるのかな。

2幕を「ガラスの靴」で踊り、三幕ではそれを仙女に渡す。
彼女はもう魔法の力が無くても自分の力で歩いて行ける。
王子も綺麗なドレスを着ていないシンデレラの手を取る。
地位や見せかけでない、彼女の本質を愛しているからだ。

童話でありながら融合させた現実的な部分は
話をわかりやすくさせ、
なおかつ暖かくほのぼのとした気持ちでラストを迎えられた。
結婚して終わり、ではなく、
二人で寄り添って生きていく未来の暗示で終わるのが良いね。

エリシャのシンデレラは健気な優しい女の子で、
誰でも応援したくなっちゃうね!
テキパキした動きも優美に見せてくれる。
一幕、三幕のデコ出しの方が可愛い。
二幕は額がティアラで隠れて、コレジャナイ感。

マッケイの王子はキラキラしたイケメン。
実に華やか。
背が高く手足も長く、堂々とした踊り。

義姉ふたりにもソロがある。

請求書を差し出すダンス教師等を継母は拒絶する。
「日があるうちに起きて働けというのかい?」というジェラルドの声、
「借金があってこそ貴族」というアルジャーノンの声が聞こえてきそうだった。
ビントレーだと英国貴族になっちゃうのね。

春の精の日本人ダンサーの踊りがキレキレでとても素晴らしかった。
しかし幕間ロビーで関係者らしき方々がいろいろ大声で語っていてげんなり。

前にも書いた気がするけど。
ビントレー作品の動物の登場率は佐々木倫子並み。


【配役等】
シンデレラ:エリシャ・ウィリス
王子:イアン・マッケイ
やせっぽちの義姉:サマラ・ダウンズ
ふとっちょの義姉:ローラ・パーキス
シンデレラの継母:マリオン・テイト
仙女:イヴェット・ナイト

春の精:水谷実喜
夏の精:セリーヌ・ギッテンズ
秋の精:アランチャ・バゼルガ
冬の精:デリア・マシューズ
ダンス教師:ジェームズ・バートン
仕立て屋:ジョナサン・カグイオア
理髪師:ローリー・マッケイ
かつら屋:キット・ホルダー
カエルの御者:ジェームズ・バートン
トカゲの従僕:ヴァレンティン・オロヴャニコフ、ジョナサン・ペイン
王子の友人たち:
チュウ・ツ・チャオ、ファーガス・キャンベル、
マティアス・ディングマン、ウィリアム・ブレイスウェル
執事:ローリー・マッケイ
ネズミのお小姓たち:東京バレエ学校
仕立て屋のアシスタント、お星さま、貴族たち、給仕:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

指揮:ポール・マーフィー
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
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富士山 芝桜

2015年05月02日 | 旅行(お散歩・遠征含む)
連休のスケジュールを考えていたら
今日だけ丸一日空きそうです。
近場でお花が綺麗なところに行って見ようか。
まだ行ってないのは・・・
富士山の芝桜!!
電車だと微妙に繋がりが悪そうなので
バスツアーに乗ることにしました。

7時45分、新宿西口センタービル前に集合。
8時過ぎ出発。
途中、談合坂PAで休憩を取り、進むと

富士山が見えてきた!


スバルラインを通ると山肌がすぐそこ。


五合目到着。
ここまで来たのって、小学生以来じゃないかな。
小御嶽神社。


売店展望台から


富士山を下り、河口湖へ。
お昼は「ほうとう定食」


河口湖


河口湖を半周して、大石公園へ。
湖越しに富士山が見えます。


お花も咲いています。


炭酸も飲みます。


そして、そして、いよいよ!
芝桜!!








富士山越しの富士山


展望台から



全体的には4分咲きでした。
でも富士山前は満開でした!

美しい~








桜も少しだけ咲いていました。


桜ソフトをいただきます。


たっぷり80分ぐらいかけて散策。

帰りは高速に乗るまでが超渋滞。
電車で来ていたら駅-会場間のシャトルバスで移動する部分が渋滞だったので
寝てればいいだけのバスツアーは楽で良かったです。

新宿には予定より30分遅れて19時半着。
充実した1日でした!
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「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3」(香港電影天堂 最終章)

2015年05月01日 | 映画
1より話のスケールは大きくなり特撮もちょびっと進化したけど
お色気とお笑いも増えて、
娯楽大作としての味わいはあるけど、
純愛度は低下。

トニーはこの頃は大型犬風味だね。
おじさんになるにつれ可愛い子犬ちゃんになったのはなぜなのだろう。
不思議。
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「過ぎゆく時の中で」(香港電影天堂 最終章)

2015年05月01日 | 映画
ジョニー・トー監督の純愛、そして親子物。
こんなに丁寧な話を作ることもできるんだな。
主演のチョウ・ユンファとシルヴィア・チャンも脚本に参加。
二人の演技が素晴らしく、実に繊細で細やかな感情が伝わってくる。
「恨みはないけど愛もない」の言葉が重い。

子役の演技も素晴らしかった!
親の愛情を正確に把握し、
父が辛く当たるのも、
自分のために憎まれ役となっているのも承知し、
でも、父に会いたい迎えに来てと泣くところはやっぱり子供で。
見ているこちらもボロ泣。

ラストはさすが香港映画。
家族の笑顔では終わらないのね。

長髪気味の頬ぷっくりのチョウ・ユンファは
可愛いを通り越してちょい不気味。
「彼は小金が溜まったらさっさと芝居を止めて
 小商いを始めると思った。
 まさかハリウッド進出とは」
と友人が言ってたのを思い出した。
本当、この彼がねえ・・・。

シルヴィアも美しかった!
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「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー 」(香港電影天堂 最終章)

2015年05月01日 | 映画
1987年の作品なので、
クリーチャーは手作り感満載で、
役者さんの眉毛が太いけど、
今見てもカメラワークと布の流れ方はとても美しく、
ワイヤーアクションも流麗。

なによりレスリー・チャンが若くて可愛い。
(思い返すと私が見てきた彼はヒドい役が多かったなあ)
肌はピチピチ、モチモチ、スベスベ、ツルツルだった。
でも、シワシワになっても生きて欲しかった。

ジョイ・ウォンも美しかった。
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