68年前の11月8日は、記念すべき憶いで多い日である。陸士合格電報を手にして、入校前に若干期日に余裕が有ったので、母校の小学校へ一定期間、教師として採用されたのがこの日であるからである。皇国陸軍将校生徒として母校で教鞭をとると言う事は、願っても無い幸いで名誉な事である。旧制中学を終えたばかりのホヤホヤの元気溢れる若い先生である。しかし、他の先生方とは、気魄が行ってくる程違っていた。全身全霊を打込んで、徹底的に生徒を教育した、若き意気込みのある18歳の、青年教師であったからである。そうであろう!然も有りなん! こちらは晴れの陸士入校を何ヶ月間後に控えた、意気軒昂の誇り高き青年教師で、更に意気込みが全然違っていたからである。4年生を担当し分かり易く教えた記憶が、今もありありと眼前に甦ってくる。嬉しく愉しく懐かしい、良い思い出が多い。憶い出しても元気が今も旺溢してくる。愉しく元気が出る嬉しい思い出の自分史である。午前中の昼近くPCのキーボードの電池を取り替えた途端、インターネットが出来なくなってしまった。色々苦心し、午睡を30分程してから、はっと気付き、見事回復を果たした。これ又嬉しい記念の話である。