日々是好日

懐かしき過去、期待の未来を希んで!

71年前、昔の事を言うと鬼が笑う、郵便の通知ー陸士合格の予兆

2015年07月12日 | Weblog

 丁度71年前の7月12日、陸軍将校生徒試験常置委員会から大型封筒の郵便を受け取った。この日午後、何故かトンボがバスから降りた私を取り巻いて飛翔し、中々離れないので、何か変わった良い事でも起こるのかなと言う思いが、脳中を過った。果たせるかな「大型封筒内に、文書で7月末までに健康診断書一通提出すべし」との文書が公用で認めてあった。やったぁー!これで、陸士合格の目鼻が付いたな!と、予想と期待が脳裏を掠めた。直ちに真中医院を訪れて健診の上、健康診断書を頂き、早速返送用郵便で返答を出した次第である。その事実は今でも鮮明に記憶している。その年の6月の一次試験合格者に、2次試験が課せられ、それが終了した上での通知であったからである。心浮き浮き、その後の人生の変化は、推して知るべしと言う感じさえした。そして果たせるかな、約一ヶ月後の9月8日の大詔奉戴日に、教育総監差し出しの、陸士合格の電報が9時20分配達されたのである。当時は戦時中でもあり、陸士合格となると、士気大いに上がり勉強や生活に区切りも出来、邦家の為に滅私奉公の気概が、弥が上にも醸成された事は言うまでも無かった。それから71年、戦後二つの大学を経て、ダブルドクターとなり、79歳の現在、現役のDr.として勤務をしている。省みて輝かしい豪快な美談である。今や親子一家一族に、感謝をしている毎日である。今日は又車庫の給水散水栓を新品で追加交換し、取り付け外しが簡単なものに設置し直した。息子が車掃除の傍ら、凄い吃驚!と褒めてくれた。上の孫が住所へ新車で乗って帰宅した。