女は迷います。自分がどのように生きるべきなのか。
専業主婦になるのか、働き続けるのか。
日々の暮らしの糧を得る働き方なのか、キャリアを形成する働き方なのか。。etc.
育ってきた時代背景により、自分の中に作られた理想の女性は、美しく控え目で家事全般をこなせる美形良妻賢母でした。
不細工でぶっきーな自分は、その姿にたどり着くべくもない自分対するあきらめの気持ちを、ま逆の人生を選ぶことで紛らわせようと感じました。
男性と伍して働き、妻でも母でもない自分。
しかし、何事も中途半端。結婚もし、子どもも授かり、かといって仕事を辞めるでもなく・・・
そんな中で自分が本当に求めるものと目指したもの、その両方とも違う自分の姿、この3つが自分の中で整理されず、今に至ったような気がします。
「自分は何になりたいのか」、「自分は何をしたいのか」・・・違和感からいろいろな問いを発し、毎日が過ぎました。
そしてここ10年くらいは年を重ねてしまったという焦りが加わりました。
しかし、自分が何をしたいか、どうありたいかが分かったような気がします。
きっかけは美容院で手にした「ドマーニ」という30代女性を対象とした雑誌です。あるいは「ミセス」というもう少し年齢が高い女性向け雑誌です。
両誌には美しい写真がありました。きれいに飾られた部屋、高級な食材やハーブを使った料理、時間とお金がある方はこの誌面を参考に実生活も同じように暮らしているだろうなあと思った瞬間、結婚した直後の記憶が蘇りました。
親元から離れ自分の生活が持てるようになり、いろいろな本・雑誌を参考に少しでも快適な空間を作ろうと毎日を過ごしていた頃です。
その頃は今が大切で楽しかった。今を過ごすことに精いっぱいで自分が何なのかなんてことを考えたりはしていなかった。・・・そう、いまもそれでいいんじゃない。
美容院で髪を切ってもらう鏡からセットを終えて出ていく女性を見ました。30代と50代の細身の女性。姿勢のよさ、ゆったりと着こなしている服、とっても素敵に見えました。
苦労して美しさを作っているというよりは毎日の正しい生活が二人からにじみ出ているような・・自分もそういう生活をすべきよねえって感じました。
美容室の雑誌から自分の生き方を考えたというのは情けない感じがしますが、たまたまここ数カ月の経験が結びついて、雑誌がトリガーとなったような気がします。
とても優秀な女性が職場に来ました。自然体で頭がいい、周りを和ませる方。こんな方を見るとがりがり努力しても勝てないなあ~、自分は自分だ~無理しないようにしようと思います。
子育てをさぼる母親が増えたためにどうしようもない子どもが増えています。そういう子を作らないために乳児からの子育て、食育、性教育などの講演を続けている助産師さんに会いました。
自分は彼女が悪いという育児をしてきたなあと思います。子どもが最も親を必要とする時に仕事に夢中でした。子どもにすまないと思いつつ、でももう取り返しがつかないと思いました。
彼女の本を読んでいるうちに理想はそうなのだけど、現実は難しい。子育てがうまくいかなかった母親がごめんなさいと思う気持ちを持った時には、いつだってやり直しがきくんではないかしら。聞かなくてもやり直しをしなくてはと思いました。
これらいろいろな経験が交じって、今自分が何をしたいか、何をすべきかが分かったような気がします。
まずは毎日を大切にする。家事を面倒くさいものと考えず、家族と自分のための大事な時間であることを意識して毎日を過ごす。。
自治体の仕事は自分に合った仕事であり、今後も今までのペースで続けていく、ちゃんと仕事ができるよう勉強も続ける。
でも本当にすべきことは何なのかを考えて、取り組む内容を選ぶ。
いまは福岡県内のことをもっときちんと知りたいなと思うし、その情報をきちんと整理したい。英語の勉強も続けたいけど、それは実務につながるようなやり方をしたい。
本はビジネス書とともに古典や小説も読むようにする。
健康に注意して、食事も含め規則正しい生活を目指す。短期のダイエットではなく、長く取り組めるような方法を作っていく。
ちょっと無理しているかもしれませんね。でも気持ちを書いて残すことが大切です。